【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

銘木を用いた工芸品を専門に取り扱う通販ショップの店主のブログです。
商品やイベントなどお役に立つ情報を発信中です!

本年もありがとうございました。良いお年を・・・。

2014-12-31 10:00:00 | 日記

明日、当店は、開店して2回目の年を迎えさせて頂くことになります。


この一年を振り返ると店として、果たしてどこまで成長できたのでしょうか?


まず、年明けにブランドを立ち上げることを目指し、限定品ブランド「style YUME」の発足から、

一点もの高級ブランド「雅ism」、一点もの基本ブランド「和modern」と三つのブランドを立ち上げる

ことができました。


銘木工芸品を身近に、そして、ステータスのあるものとして、皆様に情報発信をしていく。

そのことに重点を置いて、店舗運営をしてきた一年だったような気がします。


11月からですが、このブログを開設できたのも、良かったと思います。

今までショップサイトだけでは、お伝えできなかった商品の情報や違った側面も情報発信できたと思います。


それから忘れてはならないのは、仕入先の匠の方々を始め、当店ショップサイトを側面から支えて下さる

多くの取引関係先の方々、そして何より、当店をご支持、応援して下さる方々、多くの方々に支えられての

ここまでの道のりだと思っています。本当にありがとうございます。


来年は、1月8日から、早速、「第1回ギャラリー展示会」の開催が控えています。

それを皮切りに、少しでも、皆様のお役に立てるよう、銘木工芸品専門店としての店舗運営を目指してまいります。


本年は、誠にありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。

皆様も良いお年をお迎え下さい。



【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト

   http://www.izukame.com


スマートな名刺の扱い方・・・。

2014-12-30 10:00:35 | 日記

写真は、当店ショップサイトのバナーで使用している写真です。

胸元から、さっと、黒檀の名刺入れが出てくる。何だか、スマートですよね。





当店の名刺入れは、黒檀を始め、桑、欅などがありますが、枚数は6、7枚を収納するのが、やっとでしょうか。

製作した匠曰くは、「社会的地位が上がってくると、人は、ここぞという時にしか、名刺は出さないものだから。」

というポリシーからだそうです。


確かに、一理あるような気がします。


名刺について、私の場合を振り返ってみました。

私が、初めて名刺を作ったのは、大学生の頃でした。

大学祭の実行委員長をやっていたので、「他の部員は持っていなくても、委員長だけは必要だから。」と言われて作りました。


確かに、イベント会社やスポンサー、他の大学のサークルとの折衝など、自分の素性を示すために名刺が必要であることが

分かりました。


社会に出て、就職すると、名刺の使い方は、どんどん活発になっていきました。


カーディーラーに就職した際は、会社から顔写真入りの名刺を1000枚入りの箱で2箱も渡されました。

「足りなかったら、すぐ用意するからな!」と所長から言われて、とにかく配ることに必死になって、営業活動をしました。

その時は、名刺入れなんて使わず、Yシャツの胸ポケットに裸で入れていました。


スマートに名刺が扱えるようになったのは、教育ソフトメーカーに就職して、役職が付いてからでしょうか。

展示会やイベントなどの後、懇親会や祝賀パーティーのご招待を受けることが多くなってきました。


そういう席では、色々な方が、私を見つけると、ご自分の胸元を探られます。

これが、名刺交換開始前のサインです。「あっ、始まるな!」と、すかさず相手よりも早く、名刺を出して名乗ります。

「恐れ入ります。」や「恐縮です。」と相手の方がおっしゃれば、こちらのほうが出すのが早かったということになります。


このタイミングで「この人は出来る。」という印象を相手に与えることができます。


そして、頂いた名刺を大事に扱うことは当然ですが、必ず、そこで何か一言、言うように私は上司から教えられました。

例えば、「御社は、弊社とわりとお近くなんですね。」とか「お洒落なお名刺ですね。」とか何でもいいそうです。

またもう一つ、頂いた日時と場所、お話した内容を簡単に名刺の裏に書いておくことも教えられました。


そうして、顔が売れていけば、名刺交換の機会もしだいに減っていきました。

名刺の代わりに「先日はお世話になりました。」とか「いつもお世話になります。」のような言葉が、相手から出てきます。

そういう人脈作りから、取引先の構築や新規市場開拓に繋がっていきました。



今は、「店主」としての名刺は持っていますが、果たして、スマートに名刺を扱えているのかなぁ?

と自問自答する日々です。


【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト

   http://www.izukame.com

迎春準備、もうお済みですか・・・?

2014-12-29 10:09:55 | 日記

お正月の迎春準備、もうお済みですか?

年末の大掃除やおせちなど正月商品の買出し、その他のお買い物など、慌しくて大変ですよね。


私が学生の時に亡くなった祖母が、年末になるとよく、口癖のように言っていたことがあります。

それは、「正月商品の買出しは、絶対に29日にしたらあかんよ! 『2度苦しむ』と言うて縁起が悪い年になるからな!」

と周りに言って自分もそれを生涯守り抜きました。


ですので、今でも、我が家は、正月商品の買出しは、前日の28日か30日にするように心掛けています。


そして、その他にも祖母が言っていたことがあります。

「元旦は、白味噌のお雑煮、2日目は、水菜の入ったお吸い物のお雑煮、3日目にまた白味噌のお雑煮。」

「元旦はお風呂に入らずに寝て、2日目に朝風呂に入る。」


存命の時は、口やかましいと思っていましたが、言ってくれる存在がいなくなると寂しいものです。


時代が変わって、その通りにしていることは、減りましたが、この時期になる度に、よく祖母の言葉を

思い出します。


【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト

   http://www.izukame.com

毎年、年末になるとすること・・・。

2014-12-28 10:00:16 | 日記

我が家では、年末になると必ず、行なう恒例行事があります。


それは、毎年、「天神さま」を床の間に飾るという風習です。

家内の実家のある富山県の風習で、男の子が生まれると、母親方の実家は、必ず、「天神さま」を贈る

という習わしがあります。


学問の神と謂われている「菅原道真公」のことです。


生まれた子の健やかな成長と、家の繁栄を祈って行なうそうですが、その「天神さま」も完全オーダー

メイドで、井波彫刻の伝統工芸士などに依頼して、欅や楠など立派な銘木を使って彫って頂くのが一般的

なのだそうです。


我が家は、息子が生まれた年に「どんな天神さまを彫ってもらったらいいか。」と富山の家内の実家から相談されたのですが、

床の間の飾るスペースを充分に確保するのが難しいので、無理を言って、「天神さま」も掛け軸にしてもらいました。


そして、12月25日になると、毎年、床の間に飾って、そのまま約一ヶ月間、「天神さま」に居て頂きます。

鏡餅もその前にお供えします。


今年は、なんと、「天神さま」の掛け軸の留め具が壊れてしまいました。

早く修理に出して何とか、早く飾りたいと思います。


【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト

   http://www.izukame.com




黒と白の競演と調和。

2014-12-27 10:00:52 | 日記

タイトルの意味・・・、いったい何のことだと思いますか?

ヒントは、黒と白の色が使われている楽器です。

そう、ピアノです。


私が、まだ若き高校生だった頃、英語の先生が授業の中で教えてくれたことがありました。

先生は、ラジカセをわざわざ持ってきて、一曲の歌を聴かせてくれました。


その歌は「エボニー&アイボリー」、

ポール・マッカートニーとスティービーワンダーがコラボして作った歌です。


エボニーの語源は、エボナイト、「黒檀」のことです。ピアノの黒鍵の部分には良質の黒檀が使われています。

アイボリーの語源は、「象牙」こと、ピアノでは、白鍵に使われています。

ピアノでは、どちらも貴重で、そのどちらがなくても良いピアノは出来ないし、良い演奏も出来ません。


ラジカセで曲を私たちに聞かせた後、その先生はこう言いました。


「曲を作った二人の思いというのは、ピアノを地球とするならば、

『このピアノの世界では、エボニー(黒人)もアイボリー(白人)もお互いに、うまく共存して、うまく競演して、

ひとつに調和して良いハーモニーを奏でている。でも、私たち、人間は果たしてどうだろう・・・?』


そんなメッセージが込められているんだよ。」と・・・。


卒業して20数年、ふとあの授業のことを思い出しました。

黒檀という稀少価値の高いものを扱えるようになって、この曲の意味をかみ締めないとなあ、なんて思ったりもします。





これは、私の持論ですが、


黒檀も、他の銘木も、全て稀少で、同じものなんてありません。

そして、「こんなものとコラボなんて出来るのか。」と思っていても、商品にしたり、企画してみると、実に良いものに仕上がる!


そんな経験は何度もしてきました。


偏見で、モノを見るのでなく、ちょっと、視点を変えてみる。それで得るものも、結構あります。


あくまで、私の持論ですので、お間違いなく・・・。



【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト

   http://www.izukame.com