古いアルバムを整理していたら、懐かしい写真が出てきました。
私の幼少期に北摂の銘木団地に住んでいた時のものです。
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向かって右側が私で、左側に立っているのが、一つ上の姉です。
私が幼稚園の年少組ぐらいの時ですから、3~4才ぐらいでしょうか?
入園してまもない時に、かつての自宅であった泉亀銘木店の前で撮ってもらいました。
私の後ろにある扉の向こうが事務所になっていて、簡単な事務机とソファーとカリンの木でできた応接テーブルが
置いてありました。
よく両親から、事務所に入る時、「もし来客があれば、『こんにちは。』と言いなさい。」と教えられました。
ですが、いくら「こんにちは。」と言っても、返ってくるお客さんからの言葉はいつも「まいど!」ばかり。
いつか来客があった時、「こんにちは」の代わりに「まいど!」と言ったみたら、大笑いされ、
「もう今から、丁稚になる修行をしているのか。スゴイなぁ!」と冗談で言われました。
この倉庫の奥には、たくさんの銘木が置いてあって、巻尺を持った方と父が長い時間をかけて話しているなと思ったら
その数日後には、同じ銘木がトラックに積まれて、何処かへ運ばれていくのを、ずっと見てきました。
あの小さな時の思い出の数々が、銘木工芸品ショップを営む糧になっているように感じます。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com