先日、ニュースでも株主総会で話題になっていた、大手家具メーカー。
経営権を握るのは、新しい路線を行こうとする社長か、今までの保守路線を貫こうとする会長か。
結局、経営権は社長に行きましたが、見ていて「あぁ、なんとも・・・。という言葉しかでませんでした。
私も、かつて、教育ソフトメーカーに勤務していた時、役員人事の話は社内で流れていた時期もありました。
しかし、人事については、取締役会で選任され、社内にて内示、そして、株主総会で承認というのが一般的な流れです。
最後に取締役の人事を株主総会で決定されるなんてことは、聴いたことがありませんでした。
ただ、今回の経営権の決定を見ていて、思ったことは、株主の方々は冷静だなあということでした。
ちゃんと時代の流れを理解している。
どちらがどうこうという話ではなく、私が思うのは、会長が提唱するような、会員制で、販売員の専属接客、
全ての家具のトータルコーディネートし、その場で一括購入する時代は、兆しが見えかけているということです。
社長が提唱するような、誰もが入りやすい店づくり、気軽に見れる雰囲気づくり、その都度、購入という新しい家具購入スタイル
の提案のほうが、受け入れられたと思うのです。
家具もとてもお高い買い物です。中には一生ものという場合もあります。
でも、時が経てば、生活スタイルも欲しいものも変わる。だから、その時に、そのニーズのものを提供できるお店や空間というのが
今の株主や消費者に受け入れられたのだと思います。
【工芸品ショップ泉亀】ショップサイト
http://www.izukame.com