当店の市松模様アタッシュケースです。
最近は、木製の鞄を製作する職人さんもいらっしゃるようですね。
自作のバッグをブログなどでご紹介されている方も増えてきているみたいです。どれも個性的です。
でも寄木細工の表面に施したり、しかも稀少な銘木をセレクトされる方は少ないようですね。
しかもカリンとヒバを組み合わせるという発想は、どなたもされていないようですね。
その点の違いが、少しだけ当店の自慢でもあります。少し得意気な気持ちになります。
私も最近知ったのですが、アタッシュケースのアタッシュって英語で、元々はフランス語のアタッシェが語源の由来
だそうです。
では、アタッシェって? アタッシェとは、大使館や公館などで働く事務官や書記官の方々が総じてそう呼ばれていた
そうです。それで、そのアタッシェの方々が好んで使われた鞄のことをアタッシェケースといったそうです。
好まれて使われた理由は書類などを入れても外から見えない、とか頑丈、といった理由で四角い形がスタンダードで、
あったそうです。
素材は、木製のものに皮を貼って使うスタイルだったのが、時代とともにポリカーボネートなどを耐久性のある素材に
代わり、今では、パソコンの普及とともに衝撃に強い吸収材も使ったものも多くなってきています。
また書類を守るという概念だったアタッシュケースですが、今では、容量の大きいものが好まれ、スーツケースとの
区別がつかないような大きなものまであるようです。
元々は、やはり、大事な書類を持つ仕事に従事しているという自信をサポートして、「できる男」というステータスをも感じさせる
ツールとして使われていたようです。
当店のアタッシュケースもそのような印象を与えることができれば、嬉しく思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com