稽古を通して

こんにちは。

空手の稽古は単純に、空手の技術だけを学ぶ場ではないと、常々考えています。

空手という取り組みの中で、他人と接することで生まれる関係性。

その中で考え方の違いや、立場による感じ方、見え方の違い。

相手を通して見える自分の姿や、全体を見渡す眼。

置かれる状況に対する役割の理解や、精神コントロール。

もちろん努力や我慢といったことも学んでいきます。

道場生達と接することで、色々な視点が見えてくるので、

一つの考えに固まるのではなく、否定するのでもなく、

こんな見方もあるのだと伝えるようにしています。

伝わっているか、気付いているかどうかは別にして、

そんなギフトも提供していきたい。

押忍

ドキドキ

こんにちは。

以前から基本の号令は、色帯の生徒に交代でやってもらっていました。

最近はただ号令を言うだけではなく、全体の“管理”もやってもらうようにしています。

号令だけなら“言う”だけなので、間違えたりしながらも、

何とかできるようになってきましたが、

全体を見て、全体に指示を出して、全体を動かす、となると、

少しハードルが上がるので、やる者はけっこうドキドキかもしれません。

中には全体を動かすことにやりがいを感じる生徒もいるかもしれませんが。

指示を受ける側から、指示を出す側に立場が変わることで、

とたんに責任のような目に見えないものが、のしかかってきます。

見える景色もずいぶん変わってくるので、

うまくいかなくてもいいから、その状態を体感してほしいです。

押忍

自主練の時間

こんにちは。

現在行っている自主練の時間、

毎回数人が参加して身体を動かしている。

基本的に生徒がやりたい練習を行うのだが、

通常練習では足りない部分（技術的な面や練習量）を補うのが目的である。

しかし生徒が望むのは空手の技術うんぬんよりも、

純粋に身体を動かす運動をしたがっているように感じる。

どこかの段階で彼らの求めるものが変わるのか、

自発的に行うものだから、内から湧き出る好奇心に答えられるよう

しばらく様子をみていこう。

押忍

様子を見る

こんにちは。

現在八名支部には、白帯（素人）・色帯（年少部）・大人（中学生以上）がいます。

それぞれ練習内容や、指導方法が変わってくるので、

2～3のグループに分けて練習を行いました。

1グループを先生抜きで、生徒に任せてみると・・・

散々な状態に。

それでも最後まで様子を見ながら見届けて、生徒自身に感想と改善点を聞いてみると、

各々あれこれ考えていた様子だったので、一つ改善策を伝えてみました。

必ずしもその通りにする必要はなくて、

自分達で考えるキッカケになってくれればいいのですが。

次回はどうなるか！？

生徒達の様子を見るのが、ちょっと楽しみです。

押忍

基本を覚えよう

こんにちは。

新規入門者が入り、1から空手を始める者が増えました。

基本ももちろん知らないので、これから流れの中で覚えていきます。

空手を習うことは、ただ相手を倒すこと、強くなることが全てではなく、

一つ一つの基本練習や取り組む姿勢、

思いやりの気持ちや礼儀作法を身につけることも重要な要素になっているので、

ミット練習や組手練習等、動きのあるものに興味がいってしまいがちですが、

日々の基本もおろそかにしないよう、気をつけなければなりません。

6月4日に行われる昇級審査では、審査規定の改定が行われ、

そういった所も重視する内容になっているので、

空手を2年続けてきた者も、初めてやる者も、

同じように真剣に、基本に取り組んでほしいものです。

押忍