過去に生きる

いつの頃からか

ヒトは
過去の記憶を繰り返し再生して
その風景を心の中で眺めながら
過ごす

新しい今よりも
繰り返し再生される過去の映像の中で生きる

新しい今は記憶に残ることなく
過ぎ去っていく
新しい今は積み重なる記憶に仲間入りすることなく通り過ぎていく

委ねる強さ

自分で
自分で

から

徐々に
任せていくことを学ぶ

思い通りにいかないかもしれない

思わぬ災禍に見えるかもしれない

一つ一つ
乗り越えるチカラさえ持たぬ

ヒトにたのむことを学ぶ


そうして生きていく

歳を重ね
老いるということは

そういう
こと

委ねて
心で待つ

心で乗り越える
そんなチカラを

委ねる
心の強さ
丈夫さを

身につけることなのかも