「あの女 また来てる」
「あの女」
という 憎々しげな表現にドキリとした
何やら毎日相撲観戦に来ているお嬢さんがいるらしく
姿勢正しく
マスクを装着して
キチンと座って
観戦している女性をさして
「また来ている」
「お金持ちなのかな」
「今日は〇〇を着ている」
「気取っている」
などと
噂になっているらしい
なぜ毎日キチンとした格好で最前列で相撲を観戦しているだけで
「あの女」
と
敵視されなければならない
関心が無い自分としては
その感情の動きが謎なのだが
相撲好きでも
なかなか観戦が出来ない立場の人からすれば
「自分を差し置いて」
「自分が行きたくてもいけない場所に」
「あんな若い女性が」
「当たり前のように」
「着飾って(^_^?)座っている様」
が
大いに一部の人の嫉妬心を刺激する?
らしい
自分が関心無いので(繰り返し言いますが)
自分と関係のない誰かが
自分の嫉妬心を刺激したからといって
いきなり
「あの女」
扱いになるのが面白く
「ああ、あの女ね」
と
話を合わせる
自分のものでもないのに
自分の領域を侵された気分になり
見も知らぬ他人を
事情も知らず
自分の領域に引き摺り込み
まるで敵視し傷つける言い方の呼称して
自分のものでもない
自分とかんけいのない他人を
時々私たちは
そんな風に
あたかも当たり前のように
誰かを悪者にして
一方的に非難したり傷つける言葉を使って呼び
その人物が悔い改めなければ、天罰がくだれば良いくらいの念を持つ
他人なのに
どんな事情か知らないのに
自分ごと
観察して面白いと思いつつ
つい
誰かの悪口を言ってる自分の鏡なんだなと
おおいに反省する