本日は鍵のお話。
写真の鍵、十円玉と並べてみるとわかると思いますが…
結構、小さい鍵です。
一体何の鍵かと言うと…
いわゆる南京錠の鍵です。
それも量産品の南京錠の鍵です。
実はこの鍵、二十代の頃から、ずっと私の財布の小銭入れの中にいます。
財布を買い替えても、新しい財布に移してずっと小銭入れに入れています。
この小さな鍵は、私の仕事のお守りなのです。
今を遡ること15年ほど前。
初めて海外へ取材に行くことになった私。
ペーペーなので当たり前に、渡航準備として書類上の手続きの他、
撮影機材の準備等を行っていました。
カメラなど高価な機材を航空機で運ぶ場合は、それぞれひとつずつ丁寧に梱包し、
これまた高価なものを入れる専門のケースに入れて運びます。
しかし、海外はどうしても治安がわるい場所などがあります。
だから、ケースには、常に鍵を掛けます。
そう、先程話した南京錠ですね。
大きなケースひとつに、2~3個。
大きな機材ケース自体が4~5個と、いくつもあるわけですから、
南京錠の数は結構な数になります。
その鍵の管理もあたりまえに、ぺーぺーである私がすることになるのですが…
当時の私が一番恐れていたのは…その南京錠を渡航先で無くす、
または持っていくことを忘れることだったのです。
だってそうでしょう、海外での撮影は、その国によっちゃ一ヶ月以上かけて
準備、出発します。
その準備が、撮影予定が、小さな南京錠の鍵が無いだけで、
渡航した先で、取り返しがつかないことになってしまうのです。
小さな小さな南京錠の鍵が無いだけで。
まぁ、現実的には、鍵が開かないと、鍵をぶち壊してでも
開けることになるのですが…
もちろん、そんなことがないように、南京錠の鍵は、ありとあらゆるところに
分けて持ち歩きました。
鍵の無い鞄の中、ズボンのポケット、そして財布の中。
財布の中の鍵は、その時の名残りなのです。
南京錠を掛けて、カウンターで機材ケースを見送り、渡航先で鍵をあける。
現地での始めての作業、そしてそれが無いとすべてが始まらない仕事。
私の中では、毎回無事に南京錠を外すことが大きなプレッシャーであり、
大切な作業でした。
それ以来、私の財布にはずっとこの鍵が入っています。
前職を辞めてからもずっと入ったまま。
これさえあれば、何処へ行っても、仕事がうまくいきそうな気がするから。
写真の鍵、十円玉と並べてみるとわかると思いますが…
結構、小さい鍵です。
一体何の鍵かと言うと…
いわゆる南京錠の鍵です。
それも量産品の南京錠の鍵です。
実はこの鍵、二十代の頃から、ずっと私の財布の小銭入れの中にいます。
財布を買い替えても、新しい財布に移してずっと小銭入れに入れています。
この小さな鍵は、私の仕事のお守りなのです。
今を遡ること15年ほど前。
初めて海外へ取材に行くことになった私。
ペーペーなので当たり前に、渡航準備として書類上の手続きの他、
撮影機材の準備等を行っていました。
カメラなど高価な機材を航空機で運ぶ場合は、それぞれひとつずつ丁寧に梱包し、
これまた高価なものを入れる専門のケースに入れて運びます。
しかし、海外はどうしても治安がわるい場所などがあります。
だから、ケースには、常に鍵を掛けます。
そう、先程話した南京錠ですね。
大きなケースひとつに、2~3個。
大きな機材ケース自体が4~5個と、いくつもあるわけですから、
南京錠の数は結構な数になります。
その鍵の管理もあたりまえに、ぺーぺーである私がすることになるのですが…
当時の私が一番恐れていたのは…その南京錠を渡航先で無くす、
または持っていくことを忘れることだったのです。
だってそうでしょう、海外での撮影は、その国によっちゃ一ヶ月以上かけて
準備、出発します。
その準備が、撮影予定が、小さな南京錠の鍵が無いだけで、
渡航した先で、取り返しがつかないことになってしまうのです。
小さな小さな南京錠の鍵が無いだけで。
まぁ、現実的には、鍵が開かないと、鍵をぶち壊してでも
開けることになるのですが…
もちろん、そんなことがないように、南京錠の鍵は、ありとあらゆるところに
分けて持ち歩きました。
鍵の無い鞄の中、ズボンのポケット、そして財布の中。
財布の中の鍵は、その時の名残りなのです。
南京錠を掛けて、カウンターで機材ケースを見送り、渡航先で鍵をあける。
現地での始めての作業、そしてそれが無いとすべてが始まらない仕事。
私の中では、毎回無事に南京錠を外すことが大きなプレッシャーであり、
大切な作業でした。
それ以来、私の財布にはずっとこの鍵が入っています。
前職を辞めてからもずっと入ったまま。
これさえあれば、何処へ行っても、仕事がうまくいきそうな気がするから。