今日、私が今の職場に移ってからいろいろと世話になっていた
経理の女性が定年を迎えました。
その人は、昔からずっと会社の金庫を預かる会社のお母さん的存在でした。
そんな経理のお母さんの定年は突然でした。
今日の昼で勤務を終了し、3月一杯有給休暇を消化、
その後はもう会社に来ないらしい。
今日は早朝から相撲部屋の稽古見学の取材に出ていた私は
朝礼での最後の挨拶も聞けずじまい。
そそくさと帰ろうとする「お母さん」を廊下で捕まえて、
「水臭いじゃないですかぁ~今日で最後だなんて…言って下さいよ~」と私。
「やっぱり送られるのは、何か苦手やしね~」とお母さん。
「こっちに移動してきてから、ホントいろいろお世話になっちゃって…
何か寂しくなっちゃいますね…」と私。
「そんなこと言われちゃうとね~…」と…
少し笑いながらも、お母さんは目に涙を一杯にためていました。
そのまま狭い廊下で、少しだけ思い出話をしました。
結局、最後はお母さんが一番望んでいなかった、
多くの職場の仲間に見送られるというカタチで会社を去っていきました。
お母さんを見送りながら、自分が定年を迎える時は、
いったいどんな最後になるのかと、ふと考えました。
私がこのまま普通に働いて過ごせば、およそ20年後には
定年を迎えます。
きっとその頃には、定年退職に対する考え方も変わり、
こんな寂しさを感じることも無くなっているのかも知れませんね。
後には、もう二度とその人が座ることのない椅子と、キレイに片付けられた
机だけが残されていました。
お世話になりました。
ありがとうございました。
経理の女性が定年を迎えました。
その人は、昔からずっと会社の金庫を預かる会社のお母さん的存在でした。
そんな経理のお母さんの定年は突然でした。
今日の昼で勤務を終了し、3月一杯有給休暇を消化、
その後はもう会社に来ないらしい。
今日は早朝から相撲部屋の稽古見学の取材に出ていた私は
朝礼での最後の挨拶も聞けずじまい。
そそくさと帰ろうとする「お母さん」を廊下で捕まえて、
「水臭いじゃないですかぁ~今日で最後だなんて…言って下さいよ~」と私。
「やっぱり送られるのは、何か苦手やしね~」とお母さん。
「こっちに移動してきてから、ホントいろいろお世話になっちゃって…
何か寂しくなっちゃいますね…」と私。
「そんなこと言われちゃうとね~…」と…
少し笑いながらも、お母さんは目に涙を一杯にためていました。
そのまま狭い廊下で、少しだけ思い出話をしました。
結局、最後はお母さんが一番望んでいなかった、
多くの職場の仲間に見送られるというカタチで会社を去っていきました。
お母さんを見送りながら、自分が定年を迎える時は、
いったいどんな最後になるのかと、ふと考えました。
私がこのまま普通に働いて過ごせば、およそ20年後には
定年を迎えます。
きっとその頃には、定年退職に対する考え方も変わり、
こんな寂しさを感じることも無くなっているのかも知れませんね。
後には、もう二度とその人が座ることのない椅子と、キレイに片付けられた
机だけが残されていました。
お世話になりました。
ありがとうございました。