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都構想と男たちの夜。

2020-11-02 20:58:26 | 仕事関係


都構想が廃案になった。

およそ10年間もの間、今や紙くずとなってしまった計画書を守り続けてきた男たちは
その時、大勢の記者たちのフラッシュの中に居た。

自分の仕事柄、今年に入ってから
松井代表や吉村代表代行の取材現場に行くことが多かった。
私は都構想や維新についてどうのこうのと言うつもりはない。
何が正しいかも私には分からないし、今以上に理解するつもりもない。

ただ

コロナ対策会議、定例記者会見、囲み取材など
僅かな時間、限られた場所でしか彼らの事を知らないが
そんな中でも彼らの様子を見ているといつも感じることがある。
常に時間やカメラに追われながらも、めちゃくちゃに働いている。
それだけはきっと間違いない。

エリアのトップとは、あんなにも働くのか。
自分の成し遂げたい事に、あんなにも必死になれるものなのかと。
政治家こそ形のない夢だけを糧に生きているのではないか?
ふとそう思った。



松井さんは、確かにガラが悪い。
見た目も話し方も。
そして周りを威圧するオーラがある。

そんな松井さんが、昨日の会見で残りの任期を務めたら政界を去ると明言した。
いつもの強面の顔ではなく
すこし笑っているようにも見えた。
住民が彼にノーを突き付けたのではなく、
私には彼が大阪を見限ったように思えた。

大阪が良くなると信じ、自らの道を突き進み、
10年という時間を費やした男は、
住民が自ら判断し、大阪を変えることのできる機会を2回も作ってきたのに
結果は彼の思うようにはならなかった。

それが民意だった。
仕方ないがそれが事実。
それが正しいかどうかは分からない。
彼が正しいのかどうかもわからない。

ただ、俺にはもう大阪の未来はどうでもいい。

そんな顔に見えた。

そんな松井さんの横で記者の質問に答えていた吉村さんは
少し泣いているように見えた。

いつもカメラに向かって目を見開き、
淀みなく質問に答える若武者も
今日はうっすらと目に涙をためていた。

そんな姿を私は、
中継先から送られてくるカメラの映像を通してサブで見ていた。

このまま暫く吉村さんの画でいきます。
そう言って、ほんの少し弱みを見せた彼の顔を長めに放送に乗せた。


吉村さん。

残りの任期を務めたら政治家を辞めるなんて言わないで
ぜひ国政へ行ってください。
あなたのような若い人がこれからの日本を作ってください。

きっとあなたには大阪は狭すぎた。

純粋にそう思える私にとっても激務の夜だった。







コメント (2)
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仕事終了。

2020-11-02 01:41:00 | Weblog
何とか終わった。
都構想終了。
吉村さんちょっと泣いてたな。
お疲れさまでした。
皆さまおやすみなさい。
_(:3 」∠)_


コメント
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