〈4日目〉その1
今回の旅行でもっとも楽しみな場所のひとつ、モン・サン・ミッシェルに向かう日です。お天気が良ければいいのですが・・。
この日も、たっぷりのカフェオレにパンやハムの美味しい朝食をいただき、出発です。
バスは高速道路を東へ東へと走ります。ならだかな牧草地や畑が続きます。うれしいことに、青空が広がっています。
走ること約3時間。ついに見えて来ました、あこがれのモン・サン・ミッシェルです
草地には放牧の羊が群れていて、まるで絵葉書のような光景です。
島の麓でバスを下り、いよいよ島内へ
さすがに、数ある世界遺産の中でも、人気ナンバー1に輝くだけあって、世界中からやってきた観光客でごった返しています。
修道院を目指す前に、まずはちょっと早目のランチです。
前菜がモン・サン・ミッシェル名物のオムレツ、メインディッシュは魚料理で、デザートはノルマンディー特産のリンゴを使ったタルト。
「期待はずれ」と評判があまりよくないオムレツですが、フワフワの薄味で、私はおいしいと思いました
食事をすませると、いよいよ「山登り」の始まりです。道の両側は賑やかで、可愛いお土産屋さんがずらりと並びます。
寄り道したい気持ちをグッと抑えて・・まずは頂上を目指します。
石段の連続です。 かなり急で、踊り場で休憩を繰り返しながら進みます。
20分ほどで、西のテラスに到着です。吹き上げる涼風とともに、達成感がこみ上げます。
頂上はちょっとした広場になっていて、そこからは360度のパノラマが楽しめます。
尖塔のてっぺんで金色に輝く、大天使ミカエルの像も、ひときわ近くに見えます。
ちょうど干潮時で、浅瀬を歩いている人たちの姿も見えました。
修道院の内部は、巡礼に訪れた多くの信者を受け入れる為の、広い部屋がいくつもあります。
そして長い歴史の中で増改築が繰り返され、とても複雑な造りになっています。
屋上には中庭と、修道士の瞑想のための回廊がありました。
修道院の構造を支える巨大な柱の間、大天使ミカエル像も見学できます。
麓から荷物を引き上げる際に使った人力クレーンの大きな車輪が残っています。
中に人が入って回すと、80メートル下の麓から、ロープが巻き上げられる仕組みで、下をのぞくと足がすくみます。
修道院の見学の後は、くだり階段の途中から、島の北塔に出る道を通って、反対側の景色も楽しみました。
今夜はモン・サン・ミッシェル地区での宿泊なので、夕方ホテルに向かうまで、自由時間もたっぷりです。
お店を覗いてお土産を買ったり、城壁に座って景色を眺めたり・・十分に散策出来ました
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