短歌

・健康を自負せる我も咳をする鬼の霍乱と人は笑えり

・これでもかこれでもかとぞ責め立てる底なし病をいかに絶つべき

・弥生入り光はとうに春めきて白壁の土蔵をまぶしく返る

・保（も）たしたいあと五年だけわが命七十歳か身の引き際は