記憶の神経 2010年10月27日 | つらつら 古傷は 雨音とともに 疼きだす ずいぶん前のことですが 何かを吹っ切りたくて 黙々と5時間ほど歩いたことがあります そのときに痛めてしまった右足の甲 今でも その痛みは しぶとく残っています 心の痛みもそう どんなに古い傷でも 傷痕はのこり ふとした時に疼きだします 遠くで何やら駄駄をこねている雷と 時々激しくなる雨音を聞きながら そのかすかな疼きにも耳をすましてみるのです