2010年 日本
監督 篠崎誠
★★★☆☆
無人島に流れ着いた
23人の男性と1人の女性
性
本能
権力
怯え
ルール
知恵
宗教
争い
そんな
人間たらしめるものたちが描かれていると思います
登場人物たちが現代の日本人だから
尚おもしろかったです
要らないものをすべて排除したら
私に残るものは一体何だろう…
…メガネか
コンタクトレンズかな(笑)
さてこの作品
実際に起こった事件を題材にしてるそうです
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http://ja.wikipedia.org/wiki/アナタハンの女王事件
凄まじいわ
舞台が無人島だから
時間の流れは結構淡々と描かれてるんだけど
映像に映し出されてる部分に至るまでの
映像に映し出されていない部分を想像するのが楽しかった
たとえば
主人公の女性は
夫婦でクルーザー旅行してた時に遭難してこの島に漂流するんだけど
その夫は崖から落ちて死んでしまう
で
次の場面では
その女性はもう次の夫と結婚してる
この空白の時間が気にならない?
こういう
ちらっとヒントが隠されてて想像させてくれるところが
エンターテイメントでした
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たとえ
世界がリセットされてしまっても
人間は
また同じようなことを繰り返して
同じような世界を作ろうとするんだろうなぁ…