白ヤギと黒ヤギの話

白ヤギさんからお手紙ついた
黒ヤギさんたら読まずに食べた

しかたがないからお手紙書いた
さっきの手紙のご用事なあに


黒ヤギさんからお手紙ついた
白ヤギさんたら読まずに食べた

しかたがないからお手紙書いた
さっきの手紙のご用事なあに

「やぎさんゆうびん」より



童謡をはじめ
子ども向けの歌って

ユーモア溢れる楽しい作品がある一方で

残酷な世界観を表すものや
不気味な感じがする作品も多い


この「やぎさんゆうびん」

手紙を書いては送り
相手はそれを読まずに食べ
手紙の用件を訊ねるために手紙を送り
相手はそれを読まずに食べ…

というのが延々と繰り返される

想像したら
ロボットのように生気のない
白ヤギ黒ヤギが浮かぶ

何だかちょっと不気味


きっと
仲良しヤギさんたちの
ほんわかエピソードなんだろうけど


考え始めると

直接会いに行けばいいのに

とか

遠距離だったら
会いに行くの難しいか

とか

誰がお手紙を届けてるのか

とか

用件とか訊かれても
もう忘れてそう

とか

どんどん想像が膨らんでくる


奥が深い