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私が見た、4子局指導碁の1つ。
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【おことわり】
本文の添付図について
実際の指導碁、定石の盤面配置は忘れてしまいましたので、私の判断で作り直し。
盤面で使われた定石と、指摘された回答は、実際のまま。
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プロの指導碁と「手直しコメント」を再現。
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【黒番、次の1手は?】
終局後のプロ。
碁盤の4隅で定石を打ち終えた局面より。この局面を指で指して、
「黒にとって有力な手が4つあります」
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A図≫ヒラキヅメ
左下の白石の弱点を狙う。
B図≫ケイマ
左上の白石を閉じ込める。
C図≫肩ツキ?
2間ビラキを閉じ込める。
D図≫2線のオキ
2間ビラキの根拠を奪う。
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プロの手直しコメント。
「A~D、どれでも正解。
もちろん、実戦はB(ケイマ)も大事な手です。
その内のいずれかに打たれたら、黒がまだまだリードしています」
この様に〈複数の正解手〉がある局面を作る事で、
「盤面全体を見て、黒石の急所や白石の急所を探して貰う」
と言う方法もある……と言う事を知りました。
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【当時の指導対局中の様子】
福島県在住のアマ(5段~6段)相手に、3面打ちを2回。
ハンデは4~5子局。
下手には打ちたい手だけを打たせ、自分は1手につき5~10秒以内に着手。
その結果……
「どの碁も4隅は白地になり、中央の黒の厚みはボヤける」
「〈白石を厳しく攻めていた〉つもりの黒石が、いつの間にかダメ詰まりや1手パスになっている」
終盤間近には僅差。指導碁全6局で、白番(⇒プロ側)の勝利。
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【私個人の感想】
文章化すれば、〈アマ10級~5級向けの教材の復習〉として、全局そのまま使える。
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