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【問】死活や詰碁の問題を解く時、答えを見ても良いのか?
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【回答A】答えを見ずに「しっかり考える事」が大事
〈写真〉小林千寿プロ
「実戦で死活や詰碁の形が出て来た時には、ノーヒントで、自力で答えを出さなければいけません。
うろ覚えで実戦に挑むと、同じ間違いを繰り返してしまいます」
「死活や詰碁の勉強をする場合には〈しっかり考える習慣〉を身に付けて下さい」
……小林千寿プロ、黄孟正プロ、宮崎龍太郎プロなどより。
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【回答B】「せめて1分」は考えて欲しい。
〈写真〉中山典之プロ※故人
「詰碁や死活の勉強をされるのは良いのですが、ある囲碁ファンは〈問題をぱっと見て、ノータイムで答えを見〉ていました。そして同じ問題を何度も失敗している」
「どんな簡単な問題でもミスをしない様に、プロですら少しは考えます。だからこそアマの人が詰碁を勉強する時は、1分位はしっかり考えて欲しい」
……(故)中山典之プロより
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【回答C】問題を考える目安は「3分」
〈写真〉石田芳夫プロ
「〈3分考えて正解にたどり着けない〉問題は、その人の実力に合っていないかも知れません。」
……石田芳夫プロ
「詰碁が苦手な人にとっては、難しくて解けないかも知れません。
ですが〈答えを見ながら繰り返し勉強〉しているうちに、考えなくても解ける様になります」
……武宮正樹プロ
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※「どれのやり方が正しいか?」と言う話ではありません。
私が思うのは、「勉強する人の棋力や得意・不得意」を考慮した上で、勉強のやり方を選択する事が大事。
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