バンドのベーシストZ氏のペダルボードが完成しましたが持参のグヤトーンのパワーサプライAC105の電源ケーブルがやたらと長く現在のペダルボードにマッチしないので短くカットし簡易的なプラグを装着しました。しかし、家電でよく見る電源平コードなので気分がわきません。極太電源ケーブルとホスピタルグレードのプラグも大げさで無駄にスペースを取ります。やわらかい2芯の程よいケーブルとパナソニック製タフキャップに交換しました。AC105の電源ケーブルはサイドから出ているので独特のグロメットはそのままに、圧着端子で新しいケーブルと接続して熱収縮チューブでカバーすると見栄えもいい感じに。ペダルボードの進化で小型でたくさんのペダルを使用できるパワーサプライが多数発売されましたが結局電源アダプターが別に必要になります。現行品では入手不可能ですがこのトランス内蔵で電源ケーブルが直接出ているレトロなスタイルのパワーサプライは意外とコンパクトに収まります。
最近ではペダルボードに入れませんが所有している30年以上前のグヤトーンAC102もまだまだ現役。部屋でペダルを使用するときはもっぱらこのAC102です。ついでにAC102のケーブルとプラグも交換しました。調べてみるとAC102は1982年頃に発売になったモデルでグヤトーンのパワーサプライのスタートは70年代後半のAC101からのスタートのようです。最後はAC106で生産終了しましたが、この105は90年代製のようです。そんなメイドインジャパンの楽器・アンプ・エフェクター製造のパイオニア、東京サウンドも2013年に営業終了しそのブランドのグヤトーンも消滅しました。しかし、細部をみるとさすがにしっかりした作りで日本製のパワーがあった時代を物語ります。パワーサプライはこのスタイルというマッドブラックなルックスはマクソンが継承していますがやはり安心感の風貌。しかし、現在のデジタルエフェクターを数台稼働させると持たなくなるくらいの容量が時代を感じますね。