ピーターソンアンプ専用の電源ケーブルを新調しました。専用といっても他のアンプでも使用できますがマリンコのホスピタルグレードのプラグと柔らかく使いやすいCAROLのケーブルで作ります。オーディオの世界ではケーブルを替えると「音の曇りが取れた!」とかのお決まりのフレーズが聞こえてきますがギターアンプに関しては昇圧トランスで電圧を上げた時ほどのインパクトはありません。ギターアンプで重要なのはスタジオやライブステージでコネクターがしっかりしているか、ノイズを拾わないかという基本的な機能がちゃんとしているかということです。トーンが変わるとかのお話は気持ちの問題も大きいので省きますが電源部分は最重要部分なのでいつもチェックが必要です。
先日のライブ会場でもリハーサル時にノイズを発生させているほとんどが鍵盤楽器でした。デジタル楽器ですから微妙なトーンを論議するギター業界と違いワイルドにツマミを動かしたほうが問題も解決します。そんなワイルドなのが鍵盤奏者ですからキーボードを複数台つなげるパッチやミキサーからDIのケーブルになんて気を使っている暇はありません。案の定、電圧が落ちているタップや複雑な取り回しでプラグの接点不良によるノイズが出てしまっていました。大体がケーブルを替えると復活します。
ギタリストの環境もノイズゼロはEMG以外ありえませんが気になるノイズの裏にはトラブルが必ず潜んでいます。いいラインを弾いた後にノイズで沈没なんていう経験は必ずギタリストにはありますね。ノイズの究明から配線のレイアウトの見直し、個々のペダルの確認、そして電源ケーブルになっていきます。マリンコのプラグは重厚でかなり太い線材まで使用できます。「医療用」というのが絶対的な安心感。しかし、スタジオやライブ会場のタップやコンセントは劣化でユルユル。プラグとケーブルが重厚な為、その部分も悩ましくなりますが。
一緒に入手したベルデンのプラグ付ケーブルも味があります。最初から樹脂で形成されたプラグは古いローズピアノやツインリバーブの純正のような佇まいで硬質。取り回しが悪いですが書斎やホームスタジオではこれで十分。
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