マーシャルクラス5の真空管不調のため早速交換をしてみた。ECC83/12AX7をタングソル、EL84をソブテックをセレクト。タングソルやムラードといっても60年代当時のものじゃなくあくまでロシアメイドの現行復刻モノ。現在の世界の真空管製造はロシア、中国、チェコスロバキアあたりのほぼ独占状態。といっても真空管自体の需要がギターアンプと一部のオーディオアンプくらいしかないのでマニアックこの上ない品物だ。
しかし、眺めているだけでも美しい。電源を入れると光るなんてオシャレ過ぎる。楽しいのは本体だけじゃなく外箱も。よーく見ると60年代のSF的デザイン。これは集めたくなる。
さて本題の音というとマイクロフォニックノイズは無くなりしっかりした感じのローエンドはタイトで芳醇。トレブルはプレゼンスにあったノイズが消えたためより太い印象になった。チューブ交換でこんなに変化するとは驚きだ。シンプルなA級動作のクラス5だからよりその違いを体感できる。真空管の酷使が音の良さにつながるなんてシビレます。
しかし、このクラス5は真空管が真横に装着する形で特にEL84がスピーカーの近くにあるので振動の影響を受けやすい。新バージョンなんかにはチューブホルダーのようなものがついていたりするが内部的にも外部的にも劣化は早い。音を取るか寿命を取るかということだろうが5Wであの低音が出てしまうのだからしょうがない。
何だかメインのアンプになりそうなのでキャスター付きの専用台を作ってしまいました。
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