忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

雀の子育て

2015-06-23 | 歳時

 毎日、庭に入れ替わり立ち替わり雀がやって来る。

単独で来るのもあれば、数羽まとまってやって来るものもある。大抵は時たま「チュン」、
「チュン」と鳴くだけだが、なかにひときわ大きな声で、しかもかなり頻繁に鳴くグループが
ある。

先日、餌を撒いた庭さきに降り立った雀の一羽が、両方の羽を体につけたまま細かく震わせ
て摺り足で他の1羽に近寄った。丁度幼子が親に「ちょうだい!ちょうだい」というように何
かをねだるようなしぐさに見えた。すると摺り寄られた方の雀が啄んだばかりの餌を口移し
に渡した。

そこで分かった。大きな声で頻繁に鳴く雀は巣立ちしたばかりの幼鳥で、大きな鳴き声は
親鳥に餌をねだる声だったのだ。

すっかり大きくなって姿形はもう全く区別がつかない。飛翔する姿も全く同じに見える。

いま我が愚息どもも子育ての真っ最中。ちょうど息子達を見るようで雀がいとおしく感じられた。

雀の方は数週間以内には親離れ、子離れをするのだろう。そして以後は親でもなければ
子でもないという関係になるのだろう。そう考えると少しさびしい気もする。

(※幼鳥が「おねだり」をする姿は本当に可愛いが、警戒心がとりわけ強いのでカメラに
  納めることはできなかった。残念!)

 


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