忙中閑話

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確定申告の修正手続きで税務署に行く

2015-07-09 | 歳時

一昨日、税務署に行って来た。

3月に確定申告をした際に企業年金の所得税還付の申請洩れがあったので追加申請
をするためである。

そして、この追加申請の資料を作成している時に、市から来た地方税の納税通知書を
みていたら社会保険料(国民健康保険、介護保険)が3月に確定申告した数字より
3万円ほど余計に払っていたのでこれもあわせて修正申告することにした。
健康保険も介護保険も確定申告時には保険料支払通知書を添付して申請したはず。
なぜここで差異が出るのかよく解らない。(確定申告の審査が通っており計算ミスでは
ない)

両方合わせての還付金は僅か1万円強であるが余計な金は納めたくない。

それにしても国民保険料、介護保険料は異常に高い。保険料は年間20万円以上にもなる。
現役のときには会社の健康保険で個人負担が1/2であったのと給料から天引きだった
のでさほど感じなかったが年金生活者の身にはズシリと重くのしかかる。
おまけに会社の保険の場合年に二回の健康診断が無料で受けられたが(というより法的
に企業に義務づけられており強制のもの)、国民健康保険の場合は年一回でしかも有料。
家人はアレルギー体質のため時々皮膚科、眼科に掛かるが、当方はここ数年医者に
掛かったことがない。まったく掛け捨ての生命保険と同じである。

介護保険はさらに始末が悪い。というよりたちが悪い。介護保険制度自体スタート時点で
破たん状態という。老人医療で破たん状態の健康保険を穴埋めするために開設された
制度とも聞く。
団塊世代が順次要介護になる10数年後は、資金はもとより施設不足、人出(介護者)
不足に陥って回らなくなることは目に見えている。我々はそんな将来自分がサービスを
受けられそうもないものに金を払っていることになる。
健康保険は万が一の病気や怪我の場合に7割の補助が受けられるが、介護保険
の場合は将来がない。巧みな政治家どもはまたその時にはまた新たに別のシステムを
立ち上げているかも・・・・介護保険ができたように。

全くおかしな制度だ。そして制度自体が複雑怪奇。
65歳になった時に介護有資格者になった旨通知が来た。成人式のような祝福の通知
かと思ったら、それは何の事はない、保険料が上がるという通知であった。
そして国民年金からの天引きも始まった。
先に述べた保険料の差異はこの天引きの部分かも知れないがもはや調べる気もしない。

またまだ当分先のことだが75歳以上になると”後期高齢者”となるという。また保険料が
変わるのだろう。もう好い加減にしてくれといいたい。

ただ愚痴ったところで保険料が下がるわけでもない。今のところ健康であることについて
丈夫な体に生んでくれた親に感謝し、これからもボケないように日々鍛錬することにしよう。
息子どもの手を煩わさないように・・・・。

確定申告、すなわち税金に話を戻す。
税金も腹が立つことばかりである。確定申告して還付されるとは言っても元はと言えば
自分の金。天引きされ過ぎた税金がわずかに戻ってくるだけである。
0.02%というわずかな利息にも20%の源泉徴収がつく。企業年金は運用利率が5%
なのに雑所得ということで所得税、地方税合計で約20%、そしてさらに健康保険料が
数%が加算徴収される。
これではまるで江戸時代の悪徳代官ではないか。

そんななか国立競技場の建て替えに2400億とやら2500億などのとてつもない数字が
出てくる。先日は安倍首相がアジアインフラ投資に6000億円強の資金援助を約束した
という報道を聞いた。自分のポケットマネーから出すような感覚である。
数ヶ月前にはアフリカ諸国の会合でこれまた数千億の資金援助の約束をしている。

国立競技場の建設費についてはあまりにかかりすぎるとの批判が出ているが、すべて
国や都が負担するので国民には迷惑をかけないという発言をする政治家がいた。
またこういう趣旨の発言を以前にも多々耳にした。どうも彼らは国は国民とは別にあると
いう感覚なのだろう。国民があってこその国のはずだがどうも感覚がずれている。
いま延長国会で審議されている安全保障政策にしてもしかりである。

また、先日は消費税10%引き上げの際の食料品類への課税率減免について議論がなされ
たとき、その減税分の税源確保が難しいといった発言があった。一般家庭では収入が減れ
ば支出を減らすなどしてその中でやり繰りするというのが常識なのだが、我が国の政治家
どもは支出を抑えようという感覚はまるでないようだ。

役人天国、政治家天国の日本。ギリシャを笑ってはいられない。ギリシャの借金は対外債務
で日本の借金は国内債務が主だからギリシャと違ってすぐに破たんすることはないとノー天気なことをいっているのを真に受けて構えているととんでもないことになる。


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