忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

三重塔巡り 重文(2)  天寧寺(広島・尾道)

2013-04-12 | 日記
 尾道は坂の町である。すぐ背後に山が迫り、海側にはまるで川のような狭い海峡の向島水道を挟んで向島が見える。

 その背後の千光寺山の中腹に天寧寺三重塔はある。しかし、なにしろ狭いところなので写真に収めるのには苦労する。





 千光寺の山頂は千光寺公園という公園になっていて桜の名所でもある。今年の桜の季節はもう過ぎてしまったが、5、6年前の春に千光寺公園を訪れたことを思い出した。

山頂にはロープウェイが通じているが、このときは車をフェリー乗降口付近のパーキングに置いて徒歩で登った。山頂付近に山城のような建物が建っているのは実はホテルらしい。

 千光寺公園の桜は満開。山頂のロープウェイ駅展望台から見ると、回りは桜、桜、桜。









 満開を迎えた千光寺公園では各所で茣蓙を広げ花見の宴の真最中だが、中に困った人たちが・・・。
大きなカラオケセットを持ち込んで大音量で騒いでいる。回りの客が注意をしたらやめるどころか余計音量を上げてしまった。どうやら地元の建設会社の一団らしいが、この手のゴロツキに近い輩は何処にもいる。

 無神経に焼肉の煙を漂わせて折角の雰囲気をぶち壊しにする連中も困りものだが、音は防ぎようがない。当分の間、大音響は公園一帯に響き渡っていた。人の丈ほどもある大きなカラオケセットや電源(多分バッテリー)を山頂まで運び上げるエネルギー、回りの迷惑を跳ね返す気力や胆力には敬服する。


 それはさて置き千光寺山の山腹には三重塔以外にも散策コースがあって、林美子の“海が見えた。海が見える。五年振りに見る尾道の海はなつかしい”の碑や志賀直哉が「暗夜航路」の構想を練ったという「おのみち文学の館」もあり、適度な散策ができる。尾道はなかなかいい街である。

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