忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

ヒヨドリの仕業

2013-02-27 | 自然
庭に来るメジロのための餌のミカン。
ヒヨドリに横取りされないように金網製の筒に入れ、金網の前後をアルミワイヤで絡めてメジロが辛うじて入れるようにしている。メジロにとっても閉鎖空間は怖いらしいが、これならヒヨドリに横取りされずに済む。



しかし敵も去るもの、野生動物である。彼らにも熟れてたっぷり果汁を含んだミカンは野原にはないまたとないご馳走中のご馳走に違いない。生きるためにはあらゆる手段をつくす。
ただ金網の中に置いているだけだとちょっとでも嘴が届くと銜えて引き出してしまう。ヒヨドリにはかわいそうだが、仕方がないので金網の上からまっすぐなアルミワイヤでミカンを貫き下の金網まで突き刺して固定している。こうすると、メジロが入れ替わり立ち替わり出入りしても位置がずれることはない。

しかし今回はよほど山に餌が乏しかったのか、ようやく届いたミカンを引き出して皮までも齧っていた。アルミワイヤーが柔らかいとはいってもミカンの下の部分を曲げるにはかなりの力が要る。生命力に驚く。


実は日曜の夕方から体の調子が悪い。多分ノロウィルスに罹患したのだろう、激しい嘔吐が続き、この3日間まともに食事が摂れていない。特に月曜は少しの水分補給だけでほぼ絶食状態に近い。 飛ぶために余分な蓄えを体に持たない―というよりは持てない野鳥にとってはこんな病でも致命的なことなのだろうなと思い、ヒヨドリを含め野鳥に対してなお一層愛おしく感じた。

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