忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
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岩国の薄墨桜 (宇野千代生家)

2013-03-29 | 日記
 先日月曜(25日)、読売新聞の地方版を何気なく見ていたら宇野千代生家の薄墨桜が満開とあった。生家に電話してみると、今が満開でそよ風が吹くと花びらが舞うという。桜は散り始めがいい。まさに見頃だ。
さっそく行ってみることにした。

薄墨桜と言えば、岐阜・旧尾根村。山里で名もなく枯死寸前だった薄墨桜を世に出し、また保護に努めたのが宇野千代。一度行ってみたいと思っていた尾根の淡墨桜だが、余りに有名になり過ぎて満開の時の人出が半端ではないらしい。

人混みは御免だ。4年程前、岡山にある「醍醐の山桜」を見に行った時のこと、中国道のインターを出るまではスムーズだったが、醍醐の桜へのアクセス道に入った途端にひどい渋滞で僅か7kmほどの道のりを4時間以上もかかった。歩行者の方がどんどん抜いてゆく。無理して離合がやっとできるほどの細道なので引き返すに引き返せない。日暮れ近くになって、明るいうちには辿り着けないかなと半ば諦めかけた時に路傍に一台停車できそうなスペースを見つけ車を置いてやっと辿り着いたという苦い経験がある。

宇野千代は薄墨桜をこよなく愛し、根尾の桜の幼木2本を生家に植樹したという。その後、もう一本秘書の人が植樹したので合計3本の薄墨桜が植わっている。本家の樹齢は1000年以上、生家のものは40年。木の風格はさすがに比べ様がないが薄墨桜を堪能できた。

生家と薄墨桜




邸内






庭園
モミジも奥に薄墨桜






生家と薄墨桜
苔と石碑






生墨桜
邸外からの方がモミジに邪魔されずによく見える








花吹雪



錦帯橋と桜
近くの錦帯橋にも久しぶりに寄ってきた










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