忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

金星の太陽面通過

2012-06-08 | 日記
 先日の金星の太陽面通過、専用メガネに変わるものがないか探しているうちに
とうとう見忘れてしまった。
次に通過するのは105年後だそうで、そう言われるとぜひ見ておかなくてはとも
思ったのだが、一方で黒い斑点が太陽面を移動するだけにそれほど興味がわかなか
ったのも事実。

そこででネットで画像を追ってみたのだが、日本の「ひので」から撮った画像と
NASAの動画が特にすばらしい。太陽のフレアを背景にした画像はちっぽけな
金星が宇宙空間でゆっくりと動いているのが実感できる。実にすばらしい。

続いてそんなちっぽけな金星の太陽面通過がなぜ105年先になるのか疑問が沸
いた。
約1.6年毎に金星、地球が並ぶ(合)・・・ということは105年の間に約65
回も出会う。それでもこの間太陽面を通過しないのは?

・・・・・・ で、ちょっと計算してみた。

金星の公転面は、地球の公転面に対してわずかに3.4度傾いている。が、地球
から見た見かけの傾きは8.8度。太陽を中心に上下に8.8度、上下で合計
17.6度も動くことになる。

これに対して、太陽の見掛けの大きさ(視角度)はわずか0.5度。実に太陽の
大きさの約30倍も上下する。

これではめったに重ならなくて当然だねえ。


太陽から出た光も地球まで届くのに8分もかかるとのこと。
やっぱり宇宙は壮大だ。


写真
http://image.itmedia.co.jp/l/im/news/articles/1206/06/l_sk_hinode_02.jpg

動画
http://www.youtube.com/watch?v=4Z9rM8ChTjY&feature=youtube_gdata_player


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