国宝に指定されている三重塔は全国で13基ある。
連れ合いの趣味のひとつが寺社めぐりであり、これまで多くの名刹古刹の参詣に付き合った。そうして付き合っているうちにこれまでに国宝13基のうち11基を訪れている。
残りは滋賀県湖南市にある常楽寺と兵庫県加西市の一乗寺の2基。
残りは滋賀県湖南市にある常楽寺と兵庫県加西市の一乗寺の2基。
そして今回訪れたのは滋賀県湖南市の常楽寺。国道1号線から5kmほど外れた山のふもとに
あるためこの国道を何度か行き来したことはあるが、拝観時間が合わないなどでこれまで行き
あるためこの国道を何度か行き来したことはあるが、拝観時間が合わないなどでこれまで行き
そびれていた。
今回、名古屋を昼前に発ち京都どまりの予定なので思い切って立ち寄ってみることにした。
道の駅”関宿”で遅い昼食に念願の伊勢うどんを摂りながらネットで調べてみると
「拝観は事前予約が必要」とある。当日ではダメなのかとなかば諦めながら電話で確認
してみると、午後三時半までに入山すれば参観可能との返事。
事前予約が必要なのは 「三山の住職を兼務していて常駐していない」ためとのことだった。
道の駅”関宿”で遅い昼食に念願の伊勢うどんを摂りながらネットで調べてみると
「拝観は事前予約が必要」とある。当日ではダメなのかとなかば諦めながら電話で確認
してみると、午後三時半までに入山すれば参観可能との返事。
事前予約が必要なのは 「三山の住職を兼務していて常駐していない」ためとのことだった。
関宿から車を走らせること約1時間。十分時間があると思ったのだが、意外と距離があるのと
国道からの脇道に予想以上に時間がかかったため残り約10分というぎりぎりの到着となった。
山門はなく、大型駐車場から小川を渡るとすぐに受付がある。舗装はしてないがバスが何台
も駐車できるほどの駐車場なので行楽シーズンには参観者で溢れるのであろうと予想される。
国道からの脇道に予想以上に時間がかかったため残り約10分というぎりぎりの到着となった。
山門はなく、大型駐車場から小川を渡るとすぐに受付がある。舗装はしてないがバスが何台
も駐車できるほどの駐車場なので行楽シーズンには参観者で溢れるのであろうと予想される。
【三重塔】
三重塔は高低差10mほどの石段を登った先にあった。
三重塔は高低差10mほどの石段を登った先にあった。
【本堂】
常楽寺は三重塔のほか、本堂も国宝に指定されている。
本堂には高さが5,60cmほどの小ぶりの28部衆の立像が27体納められており、これが
三重塔以上に見応えがあった。また千手観音坐像(筆者のお守り本尊)、釈迦如来像も
なかなかいい。(残念ながら、当然ではあるが写真撮影不可)
三重塔以上に見応えがあった。また千手観音坐像(筆者のお守り本尊)、釈迦如来像も
なかなかいい。(残念ながら、当然ではあるが写真撮影不可)
ちなみに28部衆のうち1体が掛けているのは、かなり前に2体が盗難に遭い、1体はその後
戻ったもののもう一体がまだ見つかっていないとのこと。国外にでも流出したのであろうか。
非常に残念である。
戻ったもののもう一体がまだ見つかっていないとのこと。国外にでも流出したのであろうか。
非常に残念である。
cf.国宝の三重塔リスト
法起寺三重塔(奈良県斑鳩町): 飛鳥時代。高さ約24m。現存最古。
薬師寺東塔(奈良県奈良市): 奈良時代。高さ約34m。一見すると六重塔に見える。
当麻寺東塔(奈良県葛城市): 奈良時代
当麻寺西塔(奈良県葛城市): 平安時代
浄瑠璃寺三重塔(京都府木津川市): 平安時代
一乗寺三重塔(兵庫県加西市): 平安時代、和様建築の三重塔
安楽寺八角三重塔(長野県上田市): 鎌倉時代
大法寺三重塔(長野県青木村): 鎌倉時代
明通寺三重塔(福井県小浜市): 鎌倉時代
西明寺三重塔(滋賀県甲良町): 鎌倉時代
興福寺三重塔(奈良県奈良市): 鎌倉時代、高さ18.4m。
常楽寺三重塔(滋賀県湖南市): 室町時代
向上寺三重塔(広島県尾道市): 室町時代
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