本日は小旅行の巻
昨年の秋に箕面の滝を見に行き、
「天下の名瀑」と箕面の観光案内に書かれてあるのを見た。
箕面は日本の滝100選の一つなんだなーと。
一つ有名な名瀑を見られて良かったと思っていたけれど、
近畿圏にもう一つ名瀑があるではないか。
和歌山県にある那智の滝
こちらは日本3名瀑の一つらしい。
一度行ってみたいと思って
ついに実現しました。
那智の滝へ行くにはまず
熊野古道から、ルートは他にもあるらしいが、
私たち(バスツアーだった)は
南紀勝浦(和歌山県南東部にある)から
大門坂経由で。
この道をまっすぐ行くと鳥居があり、
そこをくぐると赤い橋です
この周辺、山里の風情がなんともよい。
多分渋柿だろう、一つ二つ残っている。
和歌山はやはり暖かいようで、
11月なのにまだきれいな花が咲いていた。
写真を撮り損ねたが
ハイビスカスも咲いていた。驚き😮
赤い橋からまたしばらく行くと
大きな2本の杉
夫婦杉と言い、ここの間を通って本格的な熊野古道に入る。
ところでここでも又
アジサイに驚く。
まだ色が残っていて綺麗。
11月なのに…。
夫婦杉を見上げた所です。
天気が良かったので木漏れ日が良い感じ
しかし基本的には背の高い杉と竹林で
薄暗い。
でもちゃんと整備されて上がりやすい階段なので
本当の登山とは違う。
少し行くと、何かいわくがありそうな大木
根元の空洞部分に鉄の扉がある。
不思議だ。
観光案内を聞いていないのでなぜかは分からなかったが。
ここを40分ほども歩けば
滝へ着くそうなので
このまま歩いてもよかったが
この度はバスツアーだったので
またすぐ引き返した。
歩かずバスで山を上がった。(~ ̄▽ ̄)~
那智の滝の入り口
大きな鳥居があった
この鳥居をくぐると
急な下り階段がある。
足が弱っている人は大変な石段だった。
下りきるとまた鳥居があり、
祭壇ができている。
手前に護摩木があってそれを燃やせるように
大きな鉢が据えられていた。
ちょっと横へそれて
写真スポットがある。
皆ここから撮影。
落差は133mあるという。
荘厳な滝でした。
11月初旬、まだ歩くと暑いくらいでしたが
滝近くはひんやりしていました。
ここから更に山道を上がっていくと
熊野那智大社と那智山青岸渡寺に着きます。
と言ってもまずバスターミナルの所で降りて
そこから石段を上がっていきます。
シンボルマークは八咫烏(やたがらす)
【日本サッカー協会のシンボルマークになっている「八咫烏」は神武東征の折、道案内をしたといわれる烏であり、熊野の神様のお使いとされている。
拝殿左手の御縣彦社(みあがたひこしゃ)にてお祀りされ、導きの神様・交通安全の神様と崇敬を集めている。
無事、大和までの道案内を務めた八咫烏は熊野の地に戻り、石に姿をかえて休んでいるといわれる「烏石」が境内に存在する。】…熊野那智大社HPより
無事、大和までの道案内を務めた八咫烏は熊野の地に戻り、石に姿をかえて休んでいるといわれる「烏石」が境内に存在する。】…熊野那智大社HPより
この写真には写っていませんが、八咫烏は足が3本あり、絵馬にも3本足が描かれていました。
これもご神木、シンボルの大木のようです。
「和歌山県指定 天然記念物 那智の樟(くす)
樹齢約850年樹高25m 熊野三山造営の勅使として参った平重盛の手植えと伝えられる。」根幹部が空洞化しており、『樟霊社胎内くぐり』として備え付けの「護摩木」祈願絵馬に願い事、氏名を記入し、この木の根の下をくぐるようになっていました。
私はくぐらず、写真だけ撮らせてもらいました。
しかし見事な木でした。
この木の下から町並みが見下ろせます。
この時期採れた山の実や花が添えてありました。
那智大社に隣接して那智山青岸渡寺があります。
【如意輪観世音を祀る青岸渡寺は、1,000日(3年間)の滝篭りをされた花山法皇が永延2年(988)に御幸され西国33ヶ所観音巡り1番札所として定めたとされ、全国より、多くの信者や参詣者が訪れます。
現在の本堂は天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残し、国の重要文化財に指定されています。】…和歌山県公式観光サイトより
現在の本堂は天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残し、国の重要文化財に指定されています。】…和歌山県公式観光サイトより
古そうな建物だと思ったが、よくぞ今まで残っていました。
コチラは石の手水から流れ落ちる水際に自然に咲いていました。
少し行くとこのような風景が
ここからも那智の滝が遠目に見えます。
気持ちの良い公園になっています。
さて、写真を撮ることに時間をかけすぎたのか、
この周辺の観光はやや不消化のまま
集合時間があるので引き返しました。
元来た道から帰ります。
参道の石段沿いに那智黒石のお店が並んでいました。
そのお店の反対側の風景が楽しくて、、、
もう11月なのに、良い天気の日でしたけど、
和歌山ってやっぱり温暖なんだなと思いました。
ラムネが冷やしてあります。
この水、水道水ではなくてきっと山水です。
行くときも、帰るときもずっと流しっぱなしでした。
那智山の自然の豊かさに驚かされました。
これは売り物では無いと思いますが、
店主の趣味でしょう。かわいいですね。
そしてこの金魚もです。
水が澄んでいて金魚の色も大変綺麗で
カワイイ、カワイイ、と言いながら
撮らせてもらいました。
ということで、那智山と那智の滝、超速観光バス旅おしまい。
本人の感想、もっと長く滞在してじっくり味わいたかった。
しかし、自家用車かバイクなど自力で行かない限り、
京都市から熊野へ公共交通機関で行くのはなかなか大変なのです。
貴重な場所へ行けたと思います。
昔の人はそれゆえ、
京都市内に「今熊野」と呼ぶ場所を設定し、神社を作り
和歌山の熊野神社にお参りしたことにしたという、
納得です。
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