しま美の 日々是感謝 日記

日々のくらしの出来事の中で何か一つ「良かった」を見つけます。時々「驚いた」「不思議だ」があるかも 京都市在住😸🐱🙀

デビットボウイさん写真展

2021-04-28 | 日記


デヴィッドボウイさんといえば懐かしいと思われる方が多いですかね
1970から80年代ラジオなどでこの人の歌がよく流れていたんですよ
奇抜な衣装、奇抜なメイクでロックを歌う姿が記憶に残っています。
2016年にお亡くなりになられているんですが、
この人を偲ぶ写真展が京都で開催されていたのです。
ボウイさんは親日家で特に京都が大好きだったみたいなのです。
40年前に初めて日本に来たボウイさんを撮っていたのは
鋤田(すきた)正義さんという方です。


私はボウイさんのファンではなかったのですが、
京都の町並みが写っているスナップ写真、いいなあ
とチラシを見て行くことにしました。

写真展では、舞台衣装のきらびやかな服装とメークのものも、
ボウイさんの思い出として一部ありましたが、
多くはさりげなく京都人みたいな顔をして、
だけど京都の商店街や古いお店を訪ねて楽しんでいる、
素顔のボウイさんの写真でした。

ウナギ屋さんでウナギを買い食いしている姿、茶目っ気がありました。

公衆電話ボックスでたばこを指に挟みながら
電話をしているようす、とか。
今こんな写真、もう撮れないですよね。
たばこも禁煙地帯が増えましたし、
歩きたばこする人も減りました。
電話ボックスも減りました。
ボウイさんだから、とってもかっこよく写っていました。

京都特有の路地、古い木造の町家が並ぶ風情のある場所で、
家の壁にもたれかかって、ちょっとかっこつけた写真。
かっこいいんだけど、どこか町に溶け込んでいる感。

私はこの人が京都が好きで、しまいには家を買って住んでおられたことがあるとは、全く知りませんでした。
でも写真を見れば、本当に日本が、京都が好きだったんだな
ということがよく分かりました。
そして懐かしい昔の町並みをみて
自分の子供の頃の記憶と重ねる私でした。

ボウイさん、京都を愛してくれてありがとう。
普段そこに住んでいる人間よりも
良さを知っていてくれたという気がします。

ボウイさんのイメージとはちょっと違う場所ですが、
ここも京都市のある場所です。
1週間前の写真です。
しま美撮影💖





写真展、緊急事態宣言の関係で今臨時休館になってしまいました。
ギリギリ行ってこれてよかった😅

この写真展の写真集「時間~TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA−鋤田正義が撮るデヴィッドボウイと京都」
5月6日木曜より販売予定だそうです。
ご興味のある方はどうぞ。





お散歩スナップー身近な野草

2021-04-20 | 
今日は身近にある、
いわゆる「雑草」について。

どこにでも咲いていますので、
ご存じの方もあるかと思いますが、
私、今まで何気なく通り過ぎるばかりで
ちゃんと見たことも、調べたこともなく、
今日調べて感心するものばかりでした。
google lensというアプリで教えてもらったものですので、
ご覧になった方、別の名前で呼んでいたとか、
コレは違うぞと思われた方は教えてください。

1.オオアマナ (大甘菜)
我が家の植木鉢にいつの間にか生えていて、春、この時期に咲きます。
ニラの花か?とか個人的にはそう言っていたのですが、
キジカクシ科オオアマナ属、
別名ベツレヘムの星とも
英語では「オーソニガラム」ともいうらしい。
漢字から察するに、甘いのだろうか。

2.オニタビラコ(鬼田平子)
側溝の狭い隙間に生えている。あるいは植木鉢にも。
今まで日本タンポポと思っていた。確かにタンポポも親戚のようだが、
タビラコという類の中の(背が高い)大きいタビラコという意味で
鬼タビラコらしい。
普通タビラコというとコオニタビラコのことで、これは春の七草のホトケノザのことだそう。間違って七草として食べられることがあるそうだが
「オニタビラコはありふれた雑草である。 」ーWikipedia より
大変小さい花です。1cmあるかな?

3.トキワハゼ(常磐爆) 

これも空いている植木鉢にさりげなく咲いている。
これもお花のサイズ1cmあるかな?
よく見ると蘭の花みたいで色がとてもきれい。
「葉が常にほぼ一年中あって(常葉)、さらに果実がはぜる様子に由来する」(Wikipediaより)

4.マツバウンラン(松葉海蘭)か?
川原に群生していました。
コレも小さな花です。
ウンランという類があるようで、
その一種だと思います。
こんな感じです。
白っぽく写っていますが、
薄紫のきれいな花だな、と思って近寄りました。

5.クスダマツメクサ(薬玉詰草)
同じく川原に群生していました。
シロツメクサ、アカツメクサと言う花は
田んぼの栄養になるとかで、
田植えより前の時期、よく春先に田んぼに植えられているのを見たことがあります。
しかし、ここに同じツメクサ系で、コレもまた1cmあるかないかの黄色い花が、誰にも注目されることなく、さりげなくさいているのです。
でも、川原の土手がとてもきれいに、黄色く華やいでいます。

6.カタバミ(酢漿草)または(片喰、傍食 )
Wikipediaによると…日本の方言では「かがみぐさ」、「すいば」、「しょっぱぐさ」、「すずめぐさ」、「ねこあし」、「もんかたばみ」などがあり、『日本方言大辞典』には180種以上が記録されている。中国では「三葉酸草」、「老鴨嘴」、「酸味草」、「満天星」などの別名がある。 
地下に球根を持ち、さらにその下に大根のような根を下ろす。匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がる。このため、繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草の1種である。
葉は球根の先端から束に出る。葉は、ハート型の3枚が尖った先端を寄せ合わせた形。三出複葉だが、頂小葉と側小葉の区別はつきづらい。マメ科のクローバー(シロツメクサなど)とよく間違われるが、クローバーは葉の形状が丸く〈ハート型でない〉白い線があり、全く異なる植物である。しかし、ロゴマークなどで葉の形状を誤解してハート型で描くことでクローバーのつもりでカタバミとなっているケースがある(ももいろクローバーZのロゴなど)。
〈ウワッ!この解説面白い〉
このほかのHPでも、茎が食べると酸っぱいらしく、その酸味を利用して、金属を磨くのに使ったとか。
葉の一カ所が食べられたみたいに欠けていることから片喰とか傍食とか書くとか、いろんな話がある。

家の敷地内で咲いていると、遂には引き抜かれる運命にあるこの雑草たち。
しかし、実は昔から親しまれ、ちゃんと漢字まであったとは、
知らなかった。
引き続き雑草の研究をしてみようと思う。

おわり。

ご訪問いただきありがとう(≧▽≦)ございました。🍀♣!

吉野山へ行く

2021-04-15 | 日記
こんにちは。
先週、日帰りバスツアーで吉野山に行ってきました
残念ながらソメイヨシノはもう終わりかけ、
仕方ないなー、
でも吉野山はテレビで見ていて一度行きたかった場所
これも一つの思い出です。
初めていったので
新しく知識が増えました。

バスは食事処も兼ねて伊賀上野公園
伊賀上野城も立ち寄り、
こちらも、1週間前なら、ベストだった感じです。
でもなんとか遅咲きの桜を撮影。







しばらくまた走って、ついに吉野山到着。
観光バス停留場を降りて
黒門、銅(かね)の鳥居、金峯山寺(きんぷせんじ)の前を通り、
下千本と呼ばれる桜の地帯を眺めながら歩く。
山は下千本、中千本 上千本 奥千本があるらしい
道は散策しやすい歩きやすい舗装道路になっているし
ここなら1日中歩いても構わないと思える

黒門は散策路の入り口



かねの鳥居と言うらしい


きんぷせんじ と読む


下千本を望む

金峯山寺は吉野山のシンボルであり、修験道の総本山。
蔵王堂は正面5間、側面6間、高さ約34m、檜皮葺き(ひわだぶき)の、東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築。蔵王権現像(重文)3体がまつられ、本尊は高さ7mにもおよびます

吉野山観光協会HPより


一本道の散策道はたくさんの土産物店や歴史のある老舗旅館などが立ち並んでいる、
土産物ストリートだ。吉野葛を中心として、民芸品や和菓子、古い木造をリフォームした今風カフェもちょっとあったかな。



やっと残っていた桜 椿なども同時に咲いている




ゆっくり歩いて三十分(と、もらった案内図に書いてあった)
吉水神社に着く。


吉水神社では、一目千本と書かれた大きな札が杉の木にくくりつけてあり、そこから、中千本、上千本が見える。
吉水神社とは、いろいろな歴史上の有名人が宿ったり、終の棲家だったりしたところだそう。


中千本、上千本を望む もう淡いピンク色の木は少なくなっていました。

もとは金峯山寺の格式高い僧坊でしたが、明治の神仏分離によって神社となりました。
源義経が弁慶らと身を隠したこと、後醍醐天皇の行宮(あんぐう)であったこと、豊臣秀吉が花見の本陣とした等の歴史的逸話で知られています。
吉野山観光協会HPより




後醍醐天皇の行宮=南朝皇居ということです

こんなに昔からみんなが愛した桜の山だったのだな。
奈良の歴史の奥深さ。

今から1300年前 、役行者が 金峰 山寺 を開くとき 、感得 した 蔵王権現 を 桜の木に刻んだことにより、吉野では桜の木を御神木として保護してきた 。
吉野山は山岳宗教と密接に結びつき役行者の神秘的な伝承と修験道が盛行し、 ご神木の献木によって桜の木は植え続けられた 。
現在では城山桜を中心に200種約3万本の桜が吉野山全体を覆っている
吉野山の麓から山頂へかけて下千本、中千本、奥千本といい 、4月上旬より山腹の気温が上昇するのに合わせて 順番に山桜が咲き上がっていくので、 春先の長い期間に桜を楽しめるのが吉野山の桜の特徴

吉水神社HPより



今年は他の人の写真を見ているとどうも1週間~10日前ごろ(3月末)が満開だったみたいだ。
吉水神社のところで引き返してきた 。
ガイドさんにそう案内されたからだ。
団体行動ゆえ遅れないように戻らなければならない。
制限時間は2時間
初めての場所なので、教えてもらった通り歩いたが、
土産も買わず、お茶休憩もせず、
ひたすら山歩きと風景鑑賞するなら
2時間でもっと奥に行けるようだ。
今回はゆっくり写真撮影しながら、
ゆとりをもって戻った。


一度行って分かったので、今度は吉野山だけ目当てに
泊まりがけで行きたいナ。


**バスツアーとコロナ問題について
旅行会社もある程度の人数が集まらないと催行しないツアー
今回もほとんど満員に近い状態でお客さんいっぱいでした。
しかし、体調悪そうな人はいませんでしたし、
皆、物静かに乗っておりました。
今回はにぎやかな方おられなかったので、
良かったのではないかと思っております。
もちろん朝一番乗る前は検温、
降りて観光して、次乗るたびに、
ガイドさんがアルコール液を手のひらにプッシュしてくれました。
運転手さんもいい方でした。
有難うございました。**





北海道の大地とネコ社会に生きるー岩合光昭さん写真展

2021-04-09 | 日記
岩合さんの写真展続きです。
今年公開の「世界ネコ歩き」映画
「水と大地のネコ家族」
の写真展に行ってきました。
先週はミャンマーの水上生活のおうちの
ネコ家族のことを話しました。
今週は北海道の牧場で
牛舎で暮らすネコ家族について。

映画は冒頭真っ暗な牛舎、
牛の荒い真っ白な息と、
小さなネコの白い息だけが
闇の中に浮かび上がっている情景から始まります。
*図録より

何だ?と思っていたら、
だんだん牛の姿がでてきて、
逆光のシルエットでネコの姿。
ああ、牛舎にネコがいるのか~

しばらくすると
おばあちゃんネコ(ボスねこ)チャカスケ、お母さんネコのカタクリ、孫ネコたち
三代が一緒に生活している様子、
大家族で共同保育をしていると言う話。
おばあちゃんネコもお母さんネコも
お乳吸いに来る子は誰でもあげちゃうという。
一つの椅子の上でごちゃごちゃみんな一緒。
*図録より

それから今度は子牛と仲良くするネコ
産まれたときから一緒だからネコは牛が恐くない。
牛の体温はネコより高いらしく、
暖かいのでひっついているらしい。
子牛もネコが友達だと思っているのか、
お互いナメナメしあっている。
なんとも麗しいシーンが続いていく。
*図録より
       
しかし徐々にネコの一生はそんなに楽じゃない
という現実もカメラは写し始める。
子供たちは大きくなってくると、
暖かで安全な子牛牛舎を出て
独り立ちしなければならない。
一度牛舎を出ると戻ってきてももう居場所がない。
みんなと一緒にエサを食べようとしても
追い出されてしまう。かわいそう。
 *図録より

一方親牛牛舎にもネコ家族
ボスネコお母さんのヒメ
*図録より
冬毛でまるまるしているとき

と息子のカーショ
*図録より 
冬毛でりりしい、お母さんそっくり

もう一匹別のお母さんの子マーク(娘)
*図録より

このマークちゃんは初め三兄弟だったが        
あと二匹はネコかぜで死んでしまって
1人で生きていくことになった。
親牛牛舎はストーブを焚かないと聞いた。
冬はマイナス10度くらいになるそうだが、
そこで強く生き延びなければならない。
死んだ子ネコ、かわいそうだった。
ですが、自然の中で野性的に生きる運命にあるネコたちなのです。
寒い地方、北海道、東北、北ヨーロッパなどでは
ネコは冬毛でふさふさになる。
この毛がマント代わりだ。

もう一匹親牛牛舎の3歳になる(今4歳かな)立派な男子
ヒメの息子のカーショという子
この子が映画の主役級であったのだが、
ちょっと面白いネコちゃん。
体はとても大きくて、
冬の冬毛も素晴らしい。
寒い大地で立派に冬を越しているようだが、
なかなか親から自立しないのだ。
子牛牛舎の自分よりずっと小さい年下のネコと
目が合ってしまったとき、
しばらくずーっとにらみ合っていたのだが、
(普通はカーショの方が勝つのに)
すごすごと退散して、お母さんの後ろに行っちゃった。
岩合さんもびっくり、「あっ、逃げた」
とコメントが入る。
お母さんより体が大きくて、隠れたことになってないのだけど、
お母さんの後ろにいたら大丈夫だと思っているみたい。
それから、ある日、独り立ちにトライしたのだが、
*図録より

また直ぐにお母さんのところに戻ってきてしまった。
お母さんのそばで安心しているカーショ
*図録より
「あるがままに」のタイトルはここからついた。
ネコもそれぞれですから。

お母さんネコ、ヒメはとても強い。
子牛牛舎のボス、チャカスケと親牛牛舎のボス、ヒメの壮絶な縄張りを巡る戦い。
*図録より

岩合さん曰く、「お互い守るものがあると思った」
このとき、ヒメが前足に傷を負ってしまう。
そして姿を消してしまった!

一番心配していたのはもしかして
息子のカーショ?
カーショはそれからお母さんを捜し回っていた。
木に登って心配そうに母を捜す、なんとも言えないカーショの表情、
この瞬間を岩合さんは逃さない。
この写真が写真展でも一際、印象的に展示されていた。
*図録より
今にも泣きそうな表情のカーショ

冬毛のりりしい顔のカーショ

3日後だったか
屋根裏の梁にヒメの堂々とした姿が現れる。
ご飯も水も飲まず、ひたすら傷が癒えるのをじっと屋根裏で耐えていたようだ。
これが本来のネコの姿だ。
ケガをしたり、病気になったときは
身を隠してひたすら癒えるのを耐えて待つ。
そんなことしてたら死んじゃうよ~って
人間は考えるけど、
これが生命力というものなのですね。
カーショはお母さんに会えて機嫌が良くなったそうだ。
それまでは近寄らずそっと見ていた、と岩合さん。

そんなこんなで、ネコたちのワイルドな力強い、
厳しく、たくましい世界を北海道のネコたちに見ました。
映画も上映している地域もあるけど、
写真集(図録)も一般に販売されています。
「あるがままに 水と大地のネコ家族」というタイトル。
興味おありの方はどうぞ。


岩合さん、いつもユニークなネコの取材ありがとうございます。💖