舅の88歳の誕生日前日
2か月ぶりに家に戻ってくる事ができました。
朝、一番にケーキを焼きました。
「おかえりなさい」
舅の病院と打ち合わせ
「27日」に退院が決まりました。
翌日の舅の誕生日を、自宅で迎える事ができそうです
。
家に帰ると、ほぼ同じ時間に実家の母の病院との打ち合わせに
立ち会った兄から電話。
手術の日が「27日」に決まったそうです。
一年は365日あるはずなんですけどね。
「27」と言う数字、
親族の中の5人も誕生日がいます。
色々ご縁のある数字。
夕食後、母から案の定
の電話。
「・・・わかってます」
私の体はひとつなので、実家事は任せることに
ごめんね・・と思いつつお嫁ちゃんですから
実家の母の入院。
今すぐ命に関わると言うわけではありませんが、
いよいよ来たかって感じです。
私は電車で母の病院
へ向かい
パパは車で舅の病院
へそれぞけ向かいました。
私の実家は三人も子供を育てたのに、
私たち兄姉三人はみんな
相手の親を看る立場に居ます。
親は不死身であると思い込みたい気持ちと、
親を亡くして初めて一人前になるのかなぁ~・・とも。
なんだかなぁ~としか言えない今日この頃。
そういう事を日々考える世代に私もなったんですね
心は延々に29歳なんですけど、
周りの状況がそれを許さなくなってきています。
今月28日は舅の誕生日
痰も減り心拍も安定しています、、ただ当たり前ですが
足の傷の経過があまり良くありません。
誕生日をただ家で迎えたいと思うだけなのですが
色々な申請の手続きに時間がかかり
思うように事が進みません。
舅は本当に命を一日一日繋いでいます。
私のキャパは狭いので、
何でも少しずつ色々な事が起こって欲しいと願います。
なんだかなぁ~
術後一週間。
足を切ってるんだもんしかたないのかもしれませんが、
心拍170前後が続き
昨日から少し落ち着きやっと140~150です。
それでも大手術をした87歳にはとても高い心拍
以前お世話になった北区の病院はこの心拍の時は
ナースセンターの横で完全な管理体制だったのですが、
この病院、狭い二人部屋に入れられ
警音が鳴りっぱなしですが、誰も来ません
ナースセンター、誰も居ません。
みんな忙しそうなんです
・・・とっても忙しそうなんです
「大丈夫か・・・遠いし抜糸が済んだら北区の病院に転院させてもらおうよ~
」
と話していた矢先
今朝の新聞
「変わりなさい」とのお告げに見えました。
どんなにきれいな施設でも、何か感じたモヤモヤ感
舅の件で3ヶ所の病院にお世話になりましたが、
病院ってぞれぞれ独特の「雰囲気」があります
北区のローカル病院が良かったなぁ~
ひょっこひょっこと歩くじーちゃんの姿が思い出されます。
今日、じーちゃんの左足を切除する手術が行われます。
私たちが「事の流れ」を受け入れられないままの緊急手術です。
ある夜、麻痺をしていない方の足首が紫色。
午前中のちょっとしたアクシデントも重なり、
心臓も弱っているため循環が悪いのかと
湯たんぽで温め、マッサージ。
この対応が4日つづいた後、訪問医の視察。
「・・どこかに血栓が飛んでつまってる」
胃潰瘍が出来てから止めていた血液サラサラ薬(ワァーファリン)を
リスクを覚悟で血栓を溶かす為に投与する事に。
薬を投与して二日後、効き目が無いと言う事で緊急搬送。
搬送された日に二日後の「切断」が決まりました。
・・どの時点まで戻すことが出来れば回避できたのかしょうか。
我が家に起きた、「1週間ちょとの出来事」で
もうすぐ87年間連れ添った左足が切除されます。
・・ごめんね、じーちゃん
「命どぅ宝」です、命は長らえます。
でも、私は少し心が折れそうだし、
父親の足を「切ってください」と言わざる負えない息子
帰ってこれるのは順調にいって1ケ月後です。