モーニングに通ってくださる二筋向こうのお客様。
今朝は藍風の玄関先で転んでしまい
帰られる時は椅子から立ち上がることが出来ませんでした
今日は調子が悪そうです
「ありがとうございました」と普段通りに見送り
数分後少し離れて後を追いました。
ご自宅までに車道を横断しなくてはなりません
健常者ならば3分ほどで歩ける距離です。
一歩一歩、一足一足 ゆっくりと歩まれます
こうやって通ってくれてるんだなぁ~と後ろ姿に胸も目頭も熱くなる。
私に気付くと急がせてしまうかと思い距離を保ち
丁度車道の近くまでたどり着いた時に
正面から歩いてきたご近所の奥さんが私の様子を理解して
「忙しいでしょ、私が付き添うからお店に戻っていいよ」と私に小さく声をかけ、
大きな声で「おばーちゃん、車危ないから一緒に渡ろうねぇ~」と
ガシッと腕を掴んでくれた。
しばらくお二人が渡るのを見守るも渡り切ったところで
足が一歩と動かなくなりました。
私も急いで車道を渡り結局二人で両脇を支えご自宅まで・・
私は「良かった私ひとりじゃ無理だったかも・・」と
お礼を言いながらこんなコミュニケーションがとても嬉しかった。
先日は違う常連のおばあちゃが傘を持ってきた。
「雨に濡れて歩いとったらなんか知らんきれいなお姉さんが傘を貸してくれて
傘はいつでもいいから藍風に返しといて~と言っとったんだわ」と。
きれいなお姉さんの顔はすぐに浮かんだ
藍風が生きている場所とても温かい。
私はこの町で暮らせてお店をやれている事が
本当に楽しくて嬉しくて幸せだと思う
がんばってお店やろう
コロナになって気付かされた事もたくさんある。
「迷惑かけるから・・」と諦めずに
また来てくれますように☕
・・後ろ姿をながめながら私の母を思いました。