読書の森

恐怖の逃避行 その1



ネットのニュースを読むと、最近かなり内容が変化してます。
かなり自由な意見が許されるようになったと感じます。
有難い事です。ただし、それはコロナ禍など人の犠牲によって得た言論の自由なので、一概に喜こぶ訳にはいきませんが。

実は、以前削除した自分のtwitter のアカウント(相当のfollowerに恵まれて良い気になって)で当時の政権批判を述べまくり、非常にイタイ目に遭った事があります。

その頃の創作ホラーblog を大幅に添削してupする決心をしました。
ただし、勿論全くのフィクションで、亡母の介護に疲れきった頭の中の妄想を膨らませて書いたものです。
面白いホラーにしたかったのに、かなりイタイ内容となってしまいました。

拙過ぎますが、これを持って創作blog の打ち止めとしたいです。

平穏な日々をボケっと(呆けっと?)暮らせたらそれが一番です。
今迄読んで下さった方々に心から感謝してます。とても幸せな時間でした。

blog は又のんびり続けたいです。宜しくお願いします。



寝室の窓の外、暗い夜空にチラチラ明かりが見える。
椎木稀衣はぼんやり眺めていた。

北側がダイニングキッチン横の廊下を通ると、小さな玄関があり、玄関を出てマンション前の起伏のある公園を下ると、別世界のように車が行き交う国道が通る。
そこでは夜も昼も、大型車がまるで生きた凶器の様に走り過ぎる。

稀衣がこのマンションに移ってから4ヶ月になる。

凍える寒さの冬を越し、マンションの庭に桜が咲いて、その桜が散った。
季節の移り変わりを、稀衣は窓辺から見るしかない。

稀衣が大金を叩いて購入したマンションなのに。
購入した時の彼女は、生き生きとした目の五体健全な30歳の独身女性だったのに。

稀衣は、一階の狭い部屋の中を車椅子で動き回り、虚ろな目を宙に浮かせている。
稀衣は思う。
「逃げたい!ここから逃げたい!」

一体何が彼女に起こったのだろうか?



読んでいただき心から感謝です。ポツンと押してもらえばもっと感謝です❣️

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