明日、エントリーしていましたさいたま国際マラソンは怪我のため欠場することに致しました。
高島平ロードレースで痛めた左ふくらはぎの肉離れが、
想像以上に重度で回復に時間を要するため今は治すことに専念しています。怪我をしてレースに出れないことも実力です。が、今回の怪我が必ずプラスになると思っています。
走ること以外の面、これまでも当たり前のように競技につながることを意識してきましたがもっともっと徹底しなければ上のレベルには行けないんだなとたくさんのことを見直す機会になりました。
マラソンへの想いを書きたいと思います。
ここまで競技を続けているとよく「走るのが好きなんだね」と言われますが、実はあまりそういう風に思ったことはなく、なぜ走っているのかと聞かれたら「自分が陸上競技に懸けてきた時間と想いを無駄にしないために走っている」と答えます。
初マラソンは大学4年の22歳の時でした。
距離を長いと思わなかったこと、マラソンの苦しさが自分の持ち味を生かせる場所だと思ったこと。
多くの方に「野田はマラソンに向いているから実業団でもマラソンを頑張れ」と声をかけてもらえたこと。
そうしたことが自分がマラソンで勝負していきたいという思いにつながりました。
大学を卒業後実業団へ進みましたが、マラソンに挑戦することがないまま1度競技生活にピリオドを打つことになってしまいました。そこから2度目のマラソンを走るまで要した期間は、4年10カ月でした。走ることが出来なくなり、走っていないと生きていると思えないという気持ちでした。
2度目のマラソンは27歳の時、アルバイト生活をしながらの挑戦でした。何もない中で競技を続けることはとても孤独な戦いでしたが、もう一度マラソンが走れるところまで帰ってこれました。
この時の気持ちを一生忘れないと思います。
大きな結果を残すことが出来ずに、葛藤することもあります。
それでも懸けてきた時間と想いがあるので、捨てたくないのだと思います。マラソンへの挑戦はまだまだこれから。
この場を借りていつも応援して下さる皆さま、職場の皆様へ
今回は欠場となってしまいましたが必ずレースでこの悔しさを晴らす走りが出来るよう、頑張っていきたいと思います。
そして明日は伊藤選手のラストラン、精一杯サポートしてきたいと思います!!