梅雨の雨、アジサイとくれば、カタツムリ、アマガエルと
連想ゲームのように、脳が勝手に彼らの姿を思い描く
躊躇することなく、そのまま篠栗の山あいまでを車を走らせていた。
やはり、アジサイはあまり咲いていなかったが
いつもの場所で、アジサイの葉っぱを一枚一枚
くまなく舐めるように覗き込んでいると、
いましたアマガエル、これがデカい
大きい葉っぱの間に、うずくまるようにじっとしている。
まだまだ咲が遅いアジサイの適当なのを見つけ、三脚にカメラをセットした。
それから驚かさないようそーっと、アマガエルを優しく掌で包み込むようにアジサイ花の上に置き
しばらく様子を見ご機嫌を確かめてから
霧吹きでお湿り感を
アマガエルが手を出しても慌てて逃げるふうもないのは、
体の表面に毒を持っている余裕からなのか、乱暴に扱わなければ逃げることもない。
かなりデカいアマガエルで、重さでアジサイの花が15cmは沈んでしまった。
アマガエルは、5年ほど生きるというから、去年ここにいたやつかもしれない。
しばらく付き合ってくれてたアマガエルは、もういいだろうとばかりにゲロッと鳴いて跳んで行った。