おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2016 吉野ヶ里の秋の空(やっと秋めいた空が見られるように) 《佐賀県神埼郡吉野ヶ里町》

2016年11月02日 06時39分46秒 | 日記

 

国の特別史跡である吉野ヶ里遺跡は、約50haにわたって残る弥生時代の環濠集落跡である。

いまでは、国営吉野ケ里歴史公園として整備をされ、年間を通じて楽しめるようにイベントなども行われている。

機械も何もない時代に見上げる高さの工作物が、青空ににょきにょきとあちらこちらに突き出ている。

縄文時代は争が少ない分配がいきわたった時代だったと、何かで読んだことがある。

しかし、この遺跡は明らかに争いに備えた造りがなされている。

稲作を覚え定住を始めた人々は、土地や水など紛争の火種が次々に生じてに違いない。

物見櫓で空を見上げていた弥生人も、同じような秋の空を見ていたんだろうが

雲の形がよくなるまで待とうなんて、そんな「ふうたんぬるか」事は誰一人として考えなかったに違いない。