夏になると朝早く目が覚める。ベランダから朝の空を見ると雨雲は消え夏の空がのぞいていた。
か細いがワシワシ・・・とクマゼミの鳴き声も聞こえる。
夏本番いよいよ出番だと思ったのだろうが、陽が昇るとともにその声も聞こえなくなってしまった。
クマゼミも地上に出たもののまだ早かったの思っていたのか、それとも早朝の地震で思わず地上に押し出されてしまったのか。
地震があったのあの辺りには、日向峠~小笠木峠というこれまで歴史上で揺れたことがない活断層がある。
それまで地震がおきなかったと思われているところで、地震があると気を付けた方がいいといわれている。
何事も先ずは自分の身は自分で守るしかない。余裕があれば人に手を差し伸ばせる。
オオゴマダラは何事もなかったように、ふわりふわりと花から花へと飛び交っているが。
ホモサピエンスより長く地球時間を生きている昆虫の方が、己の身を守る危機管理は確かなのかもしれない。