神郡といわれた宗像市に「ちはやふる 金の岬を過ぎぬとも われは忘れし志賀乃(しかの)すめ神」と万葉集に詠まれた鐘崎がある。
この時期、鐘崎から出漁する船団の天然トラフグの水揚げ量は日本屈指である。
その多くは、下関の南風泊市場で競られ日本各地の料亭や家庭の食卓を飾る。
この鐘崎の正月料理に、ノウサバ料理がある。地元鐘崎の人は、
数の子と呼び珍味としておせち料理とともに、お正月にはなくてはならないもとなっているという。
その正体はホシザメとい名のサメという。
これだけ吊るされていると、ちょっとドッキリしてしまう。