七ツ釜の柱状節理は、第四紀に噴出した溶岩によってつくられた玄武岩で構成されている。
気の遠くなるような昔、この辺りは粘性の低い溶岩が海へ流れ出していた。
佐賀県から福岡県にかけての海岸線である、糸島市芥屋や福岡市志賀島等でも柱状節理が見られる。
六角形の柱は溶岩がまるで意志を持ったかのように整然と動き、エネルギーを使い果たし固まった瞬間を今に伝えている。
ここ七ツ釜では、柱状節理でできたが岸壁が海食され、深いところでは奥行き100ほどの洞窟をつくっている。
舟に乗って海から眺めると、更に迫力ある自然のたくいまれなる造形を目にすることができる。
呼子の港では、青い空にイカが泳いでいた。