東区花火大会での花火師の腕の見せ所は、花火大会終了までの10分に集約されているといっても過言ではない。
7時半から打ちあがった花火は約1時間の間に、香椎浜の鏡の様な水面にシンメトリーにまたその姿を映した。
海岸の取り巻くように多くの観客が詰めかけ、首をほぼ45度に保ち夜空に開く花を堪能した。
後ろで見物していたカップルが、フィナーレの連発には凄い凄いと驚嘆の声を発していた。
「初めて見た、鳥肌立った」といいながら、見物人から沸き上がる拍手の嵐の中余韻を楽しんでいた。
次の日は、タダで見せてもらったのと地元なので、仕事がある平日なので早起きしてゴミ拾いに行ってきた。
いつもだと7時からゴミ拾いが行われるが、早かったのでまだ誰もいなかった。
拾い始めると直ぐに大きめの袋は、パンパンに膨れ上がった。
まぁよくこれだけ捨てて帰れるもんだと、思いながらドアが開いたままの公衆トイレに目をやった。
男性トイレの中は、食べ物類が足の踏み場もないほど散乱していた。
よもや女性トイレもと思いながら、開いいていた扉に目をやると同じような状態だった。
いつからこの国は、食べ物を便所に持ち込み排泄をするように変わってしまったのか。
時代は変わり人の好みも変わるし、多少匂っても目先の美味しそうな臭いでごまかすのだろう。
オレには到底できるはずもないが、つくづく世の中が変わっていることを認識させられた。
今年も花火は綺麗だった。
実行委員会初め関係者の皆さんありがとうございました。