日が沈みはじめた都会の公園、イルミネーションが灯りはじめ辺りが光に包まれてきた。
毎年見慣れた夜の風景だが、今年初のすこしひっそりしてるような気がした。
2017 それは厳冬のミッドナイトに始まる 3(熊野神社白糸寒みそぎ) 《福岡県糸島市白糸》 goo.gl/TZ1CBr
— hide (@HakataBay) 2017年12月20日 - 07:06
今年は例年に比べると、かなり冷え込んでいた。
車から降りる時に、これでもかという具合に着込んで、川付川の護岸の上で祭りを見守った。
祭りも終盤を迎えると男たちの体から湯気が立ち込めるのだが、冷え込んでいる割には少なかったようなきがした。
米が研ぎあがるまでの間、時間にして10分程長老とおぼしき方々が上流に向かって手を合わせる。
それが終わると、研ぎあがった米を先頭に男たちも川から上がり熊野神社へと向かう。
オイサオイサと気勢を上げながら、熊野神社へ向かう男たちの後ろ姿を見ていると
今年も無事に過ごせた事を、改めて認識してしまう。
2017 それは厳冬のミッドナイトに始まる 2 (熊野神社白糸寒みそぎ) 《福岡県糸島市白糸》 goo.gl/FP4Ucv
— hide (@HakataBay) 2017年12月19日 - 07:20
@TKBwitter お疲れ様でした。風邪などひかれないように。
— hide (@HakataBay) 2017年12月19日 - 15:00
深夜に近づくにつれ気温もどんどん下がっていく、そこだけ雲が切れて寒々とオリオンが瞬く。
厳冬の川に入った男たちは、桶に入った今年とれた1升2合の奉納米を禊場の上流で左に7回右へ7回と米を砥ぐ。
この間約100人の男たちは、オイサ、オイサの掛け声をかけながら、堰上げられた川に腰までつかり肩を組み円陣を作る。
やがてあちらこちらで男たちの輪ができる。冷たい水で赤く染まった背中に腕を回し激しく動く。
ボルテージが上がってくると、あちらこちらで水しぶきがあがる。子供ように無邪気に冷たい川の水を掛け合う。
どの男たちの顔にも笑顔が溢れていた。もちろんこのお祭りにも大人に混じって小さな子供たちも参加していた。