「流れて」生きる、ということ。

2012-03-27 15:12:28 | 大きなこと
ヨーロッパで過ごした六週間、僕は間違いなく「流れて」生きていた。


実は、出発日と帰国日、最初に入る国(空港)と最後に出る国(空港)だけ決めて、あとは全部現地で考えた。

「だいたいこんな風に」っていうイメージ(行きたい国、場所)のイメージはあったけど、綿密なスケジュールまでは全く考えてなかったし、現地で聞いた情報をもとに、その場で行きたい場所を決めたこともあった。


例えば、ドイツ南部のミュンヘンに行ったときに、いろいろお世話になった日本人の方から「ノイシュバンシュタイン城近いよ」って言われて、その場でスケジュール決めたり、

本当はドイツ西部のケルン(大聖堂で有名)に行きたかったけど、安い電車とかバスのチケットもなくて、ミュンヘンからすぐにパリに抜けたり。


最初北極圏に入って、北欧四カ国に行って…っていうのは決めていたけど、そこからは正直何も決めてなかった。

日程も決めてないから、その都度チケットを買うし、ホステルの予約、CSでの宿泊予約も、旅してる最中に決めていった。


メリットとしては、すごく柔軟な予定が組めた。
(究極的な話、最終日にフランスのパリにいたらいいだけのことやから。笑)


デメリットとしては、いつまでも予定を決めきれないときがあって、いろいろ不安になったり。
(ツアーとか、予め全部予定を決めていると、否が応でも動いていかないといかないから、そういう点ではいいのかと思う。)


でも、やっぱりこのスタイルで旅してよかったなあ、と思う。


別に、誰かを待たせる訳でもなく、出国前に「〇〇パス」みたいなチケットを買った訳でもないから、「元を取ろう」なんて勝手に焦ることもなかった。

何よりも、時間がたっぷりあったから、一日何もしなくてもよかったし、どこか一つの名所をじっくりと回ることもできた。
(時間の限られたツアーとか、一人旅でも数日のものやと、朝6時に起きて、午前中はどこいって、昼はおいしいもの食べて、昼からはどこに行って…っていう「仕事」になってしまう可能性が高い)


あと、多分これは旅以外のことでも通じる哲学的な話になると思うけど、

「自分のしたいことが分かっていたら、どんなプロセスもプラスになる」ってことも、痛感した。


六週間あっても、やっぱり交通のダイヤの問題とか、物理的な距離の問題で、行きたいけど行けない、って場所がたくさんあった。

コペンハーゲンのチボリ公園も、改装中?で閉まっていたし、レゴランドは別の町にあることを知って、行けなかった。

チェスキー・クルムロフ(チェコ)も、行きたかったけど時間的に無理やった。


オランダ、ベルギーも行けなかった。


でも、その代わりに、やっぱりすごく綺麗な景色を見たり、おいしいもの食べたり、ってことができた。


人間って、時として「これがしたい!」っていう意思が強すぎて、それ以外の選択肢を排除したり、受け入れられなかったりする時もある(例えば、仕事を選ぶときとかも、人によってはそうかもしれない)。


でも、人間が物理的に選べる道は一つ。


そして、その選んだ道は、やっぱり自分にとっての政界なんじゃなかろうか、と。


「ある町の、有名なカフェにどうしても行きたいから、絶対にいついつまでにここに着いて、朝一番で並んで、行く!」っていう生き方も、いいかもしれないけど、


でも、一方で、僕が今回やったように「この町で有名なカフェって、どこですか?」って、観光案内の人に聞いたり、地元に住んでいる人(日本の留学生も含む)に聞いたりして、肩の力抜いてもいいんじゃないかと思う。


ポーランド回ったときも、ポーランド人の友達から「〇〇には絶対に行った方がいい!達也は△△に行きたいって言ってるけど、そこより絶対にいい!」って言われたから、当初の計画を白紙に戻して、その人に勧めてもらった町に行った。


だって、地元の人がそんだけ推すんやったら、行って後悔はしないやろう、と(笑)


人が親切に、いろいろとしてくれたから、その好意はそのまま受け取ろう、っていうのもあったけれども。


でもなんか、旅の間も「人との繋がり」は常に意識していたし、自分も他の旅人に、行ったところでよかったところを参考になるように教えたり。


なんか、そんな感じでいいんじゃないやろうか、人生。


って思うようになった。


自分の中で、なんとなく「こんなところに行きたい、こんなことがしたい」(旅以外のことであっても)っていうのを思っていて、それを他人に伝えたら、いろんな情報とか、オススメとかをもらうから、それに感謝して、「流れる」ように生きていってもいいんじゃないかな。



流されることなく、程よく肩の力を抜いて、流れるように生きていこう。

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8 コメント

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Unknown (達也)
2012-04-15 01:03:07
コメントありがとーう!
今更ながらのコメントも大歓迎です!(笑)

んにゃ~、力ははじめからあったわけじゃなくて、旅してる途中につけていった感じやけどね。
ただ、向こうに知り合いが沢山いるのは、一つ助かったことかな。

チボリ公園はぶっちゃけ、男一人で行くところではないけどね(笑)

また改めて、食事しよう!
奈良に来ることもあったら、連絡してね☆
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お久しぶりです! (ゆりっぺ)
2012-04-11 12:50:50
今さらコメントしていいですか??笑

むっちゃすてきな旅ですね!!
そんな旅ができるのも、やぶっちさん自身の力(行動力とかコミュニケーション力とか…?)があるのでしょうが…☆

チボリ公園閉まってたんですね(*´`)笑

神戸に来られることがあれば、またお話聞かせてくださいー♪
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Unknown (達也)
2012-03-31 15:41:43
そうなんかな、中学高校大学って進んでいったら、絶対に変わる部分があると思うけど~
てか小学校のときの記憶、ほとんどないや(笑)
大阪!俺は奈良で仕事するから、近いかも!奈良に帰ってくるときも声かけてね~
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Unknown (ちあき)
2012-03-28 21:27:42
うちは全然変わってないよ(^^)
みんなに言われるww
うちは今大阪で一人暮らし!
我孫子にいるから遊びにおいでq(^-^q)
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コメントありがとう。 (達也)
2012-03-28 00:02:14
ちーこ(って呼んでたよね?w)
コメントありがとう!小学校以来で、何もかも変わっていそうやけど(苦笑)、
でもそう言ってもらって本当に嬉しいです☆
今は関西にいるの?10年くらい会ってないのかな?また会って、話したいね☆
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コメントありがとう(^^) (達也)
2012-03-27 23:59:43
まりまり
共感してもらた~嬉しい~☆
神戸に行くときはまた連絡するね。奈良に来るときも是非(笑)
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納得。 (ちあき)
2012-03-27 22:23:28
なんかすごいねー\(^^)/
小学校の時のあのたっちゃんが
さらに一段と成長されてらっしゃる。
人が流れるように時間も流れるんだね。
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共感〓〓 (まり)
2012-03-27 16:48:08
流れて生きる、超共感します。書ききれないので、また話しましょう(笑)
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