読書マラソン-1『われ日本海の橋とならん』(加藤嘉一)

2011-09-05 00:23:06 | 読書マラソン
こんばんは。


今回、新しくカテゴリーを作りまして。

「読書マラソン」です。勝手に一人で進めて行きます(笑)


続くかどうかもわからないんですが、少しでも読んだ本の紹介及び感想を書ければいいな、と。



で、この本が一冊目です。

ダイヤモンド社から。



高校卒業と同時に中国に渡った著者が、中国での体験や考えたことについてまとめています。


この本は読んでいて、共感できる部分が多かったです。

・日本には「空気を読む」という、目に見えない同調主義があり、それをしていれば無難に過ごせる、という空気が存在する(震災時の「自粛」も然り)

・中国にはネットユーザーが5億人存在しており、ネットからの世論形成がされている。日本では、まだまだネットは一部の人しか使っていないが、マスメディアが普通のメディア、という認識は、もはや通用しない。

・言論統制が厳しい、言われている中国だが、政治などについての言及は日本以上に盛ん。

・この震災で、日本の時計の針は10年進んだ。日本人にとっては、これが「ラスト・チャンス」になるのか、それとも「ロスト。チャンス」になるのか。

・本当の日本の姿を知るには、自分の国のことを好きになるには、逆説的だが、海外に出ないと気づけない。分からない。だから若者よ、海外に出よう。



こんな感じのことが書かれています。震災で加筆された部分もあるみたいですが、中国のイメージ=自由がない、というものだったので、この本を読んで見方が変わりました。


あと、「海外に出る」っていうのは、本当に共感です。


僕もポーランドに行った時に、日本のことに強く関心が湧いたし、その時の経験が、今を生きる軸になっているから。


最近販売されたばかりの本です。書店でも店頭に並んでいると思いますし、興味のある方は是非ご一読を。

定価1500円(税別)

最新の画像もっと見る