ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

遠藤実記念館 「夢があり 歌があり あしたがある」 

2023年10月30日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
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新潟市にある「遠藤実記念館」を訪問しました。
私達はハーモニカ演奏に於いても先生の曲を数多く演奏させて頂いています

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開館は10時からでしたが、早めに到着したので
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立派な四阿で先生の作曲された”雪椿”等ハーモニカを吹いてみました。
ここには六面にステンドグラスがあり各、面には代表的ヒット曲の歌詞が・・

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先生は昭和7年生まれ東京にお生まれになったそうですが
大東亜戦争の混乱の中、父上の故郷新潟に疎開されました

幼い頃は、貧困で大変苦労されたようです
角兵衛獅子のように角付をして回っていた時期もあったてとも伺い驚きました。

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先生は絵もお上手で作品が展示してありました
どうもモデルは奥様のようです
奥様は、先生が東京で流しをしていた頃
通っていた食堂の店員さんだったと聞きました

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昭和32年「お月さんこんばんわ」のヒット曲を機に
日本コロンビアの専属作曲家となり多くのヒット曲を生み出されています
のちにご自分で「ミノルフォンレコード」を設立し
作曲と経営者と言う2足のわらじをはかれ、これまたご苦労もあったようです
ミノルフォンは、現在の「徳間音楽工業」と名を替えています

遠藤先生の風貌は、「古賀政男先生」にどこか似ていますね・・と
館長さんに言うと・・・・
「尊敬する古賀先生に似ていると誰かに言われると
本人が大変喜んでいました!」と笑って答えて下さいました。


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先生には、お子様がいらっしゃらず
女性のお弟子さん第一号の”得巻駒子”さんを養女に向えて現在東京にお住まいです
得巻さんは、”ミス駒子”(川端康成作 雪国に由来)に選出された美人だそうで
その妹さんが館長を務めていらっしゃいました
館長さんも知性溢れる美人で素敵な方でした

館長さんには、館内でも色々とご親切に案内をして頂きました。

私が以前から捜していた
遠藤先生の作曲されていた「出世子守唄」の楽譜がないか?とご相談したところ
色々調べて下さって、ヤマハや全音でも単品では、販売はされてい無いようで
結局先生の”傑作集”の中に入っているのみだ・・と判明しました・・

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ご親切にして頂いたので¥4840と高価?でしたが作品集(本)を購入・・

実は、訪問先の某施設にこの曲が好きな御利用者さんがいらっしゃるので
何とか演奏して差し上げたいと思っていたのです
プリント楽譜をはじめあらゆるところで楽譜探したのですが
見つけることが出来ませんでした

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新潟市JR内野駅前には、顕彰碑が立っています
人の運命は分からないものです
かつて貧乏でいじめられ、ひどい扱いを受けていた少年が
今では地域を代表する名士となったわけですから・・・

遠藤先生の曲は、どこか悲しみの中にも優しさがあります。
それが人を引き付ける魅力になっているのだと思います

訪問出来てよかったです!!


コメント (2)
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