コロナ禍の中ですが、ご依頼を受けてハーモニカ演奏に出かけました。
今日の演奏曲は「小さい秋みつけた・湖畔の宿・お月さんこんばんわ・
錆びたナイフ・千の風になって・テネシーワルツ・船頭さん・
遠くへ行きたい・長崎物語・十五夜お月さん・湯の町エレジー
少年時代・帰ろかな・喜びも悲しみも幾年月」
アンコールは、「月がとっても青いから」・・以上で1時間でした。
比較的新しいと思える「千の風になって」でも20年前の曲です
陽水さんの「少年時代」に至っては30年前になります。
皆さんも大変喜んで下さって歌って下さいました(但しマスク着用)
途中で北海道の温泉の話をしていたら、
追分町の出身だと言うご婦人がいらっしゃって・・・
追分の鳩山神社のお話をしたら大変喜んで下さいました。
追分のモダンな小学校の建物の話、赤いひまわりの花の話などで盛り上がりました
全国をビンボー旅をした経験が思わぬところで生かされ嬉しく思いました。
ところで最近の新聞で見たのですが・・
小説「伊豆の踊子」などで知られ、ノーベル文学賞を受賞した川端康成氏の
創作活動の場にもなった軽井沢の別荘が今月中にも解体されるという。
住民有志が保存運動を展開し、町は移築して保存する道を模索していたが、
所有者側の了解を得られず、6日の町議会で藤巻進町長が「保存断念」を表明した。
通称「ハッピーバレー」と呼ばれる閑静な別荘地内にある同別荘は
木造2階建てで、川端が1940年に英国人宣教師から購入したとされる。
この別荘では軽井沢も登場する小説「みづうみ」や随筆「秋風高原」などを執筆し、
上皇ご夫妻が皇太子ご夫妻時代にお忍びで訪ねられたこともあるという。
川端の死去以降、養女が長らく所有していたが、神奈川県の不動産会社に6月、所有権が移転した。
「ノーベル文学賞受賞の文豪が生前利用していた別荘地」などとして売りに出され、
同社ホームページでは「成約御礼」と記載。
9月から解体作業に着手すると近隣住民に伝えられていた。
住民有志は
「世界の文学界に大きな影響を与えた作家の別荘は
軽井沢の文化遺産として大きな価値がある」と保存を町や議会に働きかけてきた。
6日の町議会社会常任委員会での藤巻町長の説明によると、
町長が2日、不動産会社の責任者に
「川端の別荘は歴史的、文化的に町にとって大変重要なので保存したい」と
町の意向を電話で伝え、解体復元費用を町が予算化することなども説明したが、
同社は「金融機関から借り入れをして購入した物件。利息の支払いの問題もある」などと
時間がかかる移築を拒否する姿勢を示したという。
現地にはすでに「解体工事中」の看板が立てられ、
窓枠を取り外されるなど一部の解体工事が始まっている。
藤巻町長は「残念な結果だが、所有者の意向なのでどうにもならない」と話した。
町内では2019年にも、町に現存する最古の洋和館別荘とされる
「三井三郎助別荘」が、住民の保存運動にもかかわらず解体された。
(読売新聞 オンラインより抜粋)
TVの番組等で欧州の旅番組などを見ると
有名な詩人の家や作曲家の生家など・・そのまま保存されている事が多い。
アジアでも台湾でも昔の日本の建物などが保存されている事が多い。
わが国の政治家は、そのような文化財保存意識?は稀薄のようだ。
恐れながら上后さまの生家も取り壊され(ご本人の御意向もあったときくが)
歴史に残さないといけない建造物が簡単に壊されてしまう。
資金力のない地元有志や考えのある人たちがいくら保存を叫んでも
金銭優先の社会のもと・・無力な犬の遠吠えのようだ。
本来なら国が考えないといけないと思うのですが残念なニュースでした。