標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

「いちご白書をもう一度」は、好きな曲だが、私にとって永遠のメモリー。映画は見たことがない。

2019-03-11 20:02:55 | 日記
昨日、ブログを書いている時、妻が見ていたテレビ番組から、バンバンが歌う「いちご白書をもう一度」が流れていた。他の曲は全く耳に入らなかったのに、この曲だけは確実に残っていた。

映画の「いちご白書」は、1970年に作成されコロンビア大学の学園紛争を描いたものだということは、当時から知っていた。しかし、映画は好きだが、観ようとは思わなかった。未だに見ていない。

1969年の東大安田講堂事件は、日本における学園紛争の頂点だった。私はその年、大学受験を志していた。しかし、この安田講堂事件の影響でいくつかの国立大学の入試が中止された。東大ではなかったが、第1志望に国立大学を目指していた。
親には申し訳なかったが、この年の受験は止めにして浪人することにした。

次の年、国立大学を受験し、かつ私立大学も受験した。国立大学の入試日の前に、合格すると期待していなかった私立大学の合格発表があった。これで安心して国立大学の受験に臨めると思っていた。ところが、受験当日大雪となった。受験会場まで、3時間はかかる。私立大学の学費納入期限も迫っていた。

その日、親に相談し、国立大学の受験を止め、私立大学へ学費納入のため向かった。
再び親には、心労を課せてしまった。

そして、1970年4月に私立大学の門をくぐった。しかし、門というより機動隊員の盾の隙間から、入学許可通知を見せてくぐった。未だに大学の門の記憶が曖昧だ。機動隊員が持つ盾の印象が強烈すぎる。

「いちご白書をもう一度」は1975年にヒットした曲だ。曲の好悪ではなくメロディーや歌詞に含まれるせつなさや、当時の退廃的なイメージを懐かしむためだろうか?
そして、昨日は思った。もうそろそろ「いちご白書」の映画を見てもいい時期かなと。
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