標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

紅葉と桜見物が同時にできる公園:藤岡市桜山公園

2018-10-31 20:13:57 | 日記
群馬県の藤岡市鬼石にある桜山公園で冬桜と紅葉を見ることができた。
今日は、そこで取った風景の紹介だ。


中央左下は桜並木。右は紅葉したモミジなど。


桜山への登山口にある日本庭園。この地で採取される山波石を用いて造った池泉回遊式庭園とのこと。


庭園で最も大きい紅葉。



池の水面にかぶさるように色付いていた。


手前は真っ赤に色付いたドウダンツツジ。


池には色とりどりの大きなコイがいた。


この金色のコイは、近づくと口をパクパク開いていた。


冬桜並木。春ほどに花はつけていないが、並木になると良い景色になる。

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冬桜だ。満開にはもう少し日数が必要か。


紅葉と黄葉。


桜山の中腹にサザンカが咲いていた。ピンクや赤も咲いていたが、これは白さが際立ち美しかった。


山の一角に"俳句の里"と称して、幾つかの句碑が立っていた。これは、村上鬼城氏(高崎市在住していた)が詠んだ句で、「御神の かへりましけり 冬桜」と彫られていた。この句碑を建てた鬼石鬼城建設委員会の解釈によると「旧暦の10月は、神無月で、すべての神が出雲大社に集まる。この地にも神はいない。やがて11月になるとこの地の神が戻ってきた。それを『神の化身のような美しい冬桜が咲きましたよ』と詠んだであろう」という。


帰路は国道472号線から299号線で埼玉に出た。途中で休憩のため立ち寄った道の駅"万葉の里"で眺めた神流川の渓谷。

今回訪れた桜山公園では、春は冬桜、ソメイヨシノ、椿、ツツジ。夏は、サルスベリと緑。秋は、紅葉、ロウバイ。冬は、冬桜、フクジュソウ。様々な花や木々が見られる。桜山の頂上は、眺望がよく、本庄方面の街並みや、浅間山、榛名山、武甲山など各地の山々も見られる(ただし、標高500m強なので、各山頂の一部だが)。
町からの道路も整備されていて、300台も駐車できる駐車場が整備されている。また、この山の周辺には幾つものハイキングコースもある。桜山を中心に一日かけてゆっくり散策するのに適している。
ただし、桜(冬桜も含む)のシーズン中は、公園の整備費として駐車料金を徴収されるので、了承されたし。普通車は500円だった。
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外国人労働者の受け入れについて、賃金や家族帯同など人権を大切すべきだ。

2018-10-30 20:38:40 | 日記
自民党は30日の政調審議会で、外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法などの改正案を了承した。審議会としては4時間弱の長時間を費やして、全会一致で了承されたという。しかし、テレビのインタビューで、委員の一人は決して全会一致ではないと発言していた。
拙速な法案であることが露呈している。

日本では、移民とは言わず「外国人労働者」と言っている。国際的に確定された定義はなく、国連事務総長報告書での「通常の居住地以外の国に移動し、少なくとも12ヶ月間当該国に居住する人のこと」というのが最も使われている定義とのこと。
これによれば、わが国でいう「外国人労働者」は、「移民」ということになる。しかし、今日の首相の答弁でも、「移民ではない」と述べている。今回はこのことが問題ではないが、首相の答弁は、またまた論点のすり替えだ。

外国人労働者の受け入れはわが国の若者の労働人口減少をカバーするために練られた政策だ。「外国人技能実習制度」により、安い賃金で雇われ、条件に当てはまらなければ、期限がきたら本国に帰らなければならない。

今回政府は、新たな在留資格を設け、在留期限を延長して“家族帯同”を認めるというものだ。しかし、家族帯同のためには、厳しい条件がある。
ベトナムから来た3年目になる技能実習生が、実習生同士で結婚し、本国に妻と娘がいる。テレビでは「子供に一度もあったことがない。それが一番つらい」とインタビューに答えていた。改正案では「家族を呼び寄せることができるのは、専門性が高い職種に限られる。工場の作業員レベルでは難しい」とのこと。

ある野党議員は、外国人労働者について「"奴隷"のようなものだ。到底許されない」と語っていた。

移民については、世界各国で様々な側面から問題になっていて、アメリカ、ブラジル、ドイツなどでは政権を左右する重要課題の一つとなっている。

わが国でも、安易に働き手の確保という観点だけでなく、受け入れについて国会のみならず国民で考える課題だ。何よりも大切にしなければならないのは、労働に見合った十分な賃金、家族帯同など、移民する人たちの人権を最優先に考えなければならない。
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19年目にして実をつけたわが家の柚子

2018-10-29 19:47:16 | 日記
「桃栗三年柿八年」ということわざがある。これにはいろいろ続きがあるとのこと。柚子に関しては、「柚子の大〇〇18年」ということを、妻の友人から聞いた。〇の部分は記載するのをはばかる言葉だ。

この地に来て21年目になりるが、柚子は19年前に妻が種から育てた。高台にある畑に植えてある。冬はマイナス7度以下になることも度々あるので、柚子の生育環境としては、ぎりぎりのところ。なんとことわざの通りの柚子だった。

ほとんど手入れはしていないが、毎年、枯れずに木は存在していた。とげとげのある枝を生やしている。狭い畑なので、ときどき作業中にトゲに当たる。とても痛い。これは防犯になるぞと思っていたが、実はつけなかった。

そして、19年目の今年、実がつき始めた。3粒だ。木の高さは1m20cmほどで、1mくらいのところに、直径4㎝程の黄色く色づいた実が生っている。他の2粒はやや下の方だが、直径2、3㎝で青い。見ただけで唾液が分泌してくる。収穫してみたいが、「今年は初めて生ったので、もうしばらく観賞することにしよう」と妻が言う。


黄色くなった小粒の柚子。収穫の時期かな。


青い粒二つ。これはこれで収穫できそう。


もう少し様子を見ることにした。
今日は、この柚子を見ながら、枝の選定、畑の耕しや頂いたネギを植えた。来年はもう少し実を付けて欲しい。
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官公庁の障害「雇用率の水増し」「障害者求人の不適切条件」は、障害者権利条約に反する。問題点は?

2018-10-28 21:05:13 | 日記
8月に、省庁及び地方自治体等の公的機関において、障害者に該当しない者を障害者として雇用し、障害者の雇用率が水増しされていたことが問題化された。しかし、その後も新たに、公務員の求人の際、「自力で通勤できる」「介護者なしで業務遂行が可能」との条件を付けていたことが分かった(報道各社より)。障害者団体が差別と抗議したとのこと。財務省は抗議を受け、条件を削除したとのこと。

因みに埼玉県の、障害者を対象とした、受験案内を見てみた。今日付けのホームページでは次のとおりであった。
受験資格の3項目目に、「自力により通勤ができ、かつ、介護者なしに1日7時間45分、週5日間、計38時間45分の職務の遂行が可能な人」とあった。
ほとんどの自治体は、国の方針に習うので、指摘された条文がそのまま載っている。

国連では、あらゆる障害者の尊厳と権利を保障するための条約(障害者権利条約)を、2006年に国連総会において採択した。日本国政府の署名は2007年で、2008年5月3日に発効した。参議院本会議では、障害者基本法や障害者差別解消法の成立に伴い、国内の法律が条約の求める水準に達したとして、2013年条約の批准を承認した。日本国の批准は2014年に国際連合事務局で承認されている。

法律のみが障害者権利条約の水準に達しているだけで、実態は障害者の権利が保障されていないことが、今回の水増し、不適切条件で露呈した。実に恥ずかしいことだ。
女性活躍とは掛け声ばかりで、内閣改造の度に女性閣僚が減ってきていることと共通する。わが国の人権保障が未熟なことを表している。

障害者雇用において、官公庁に問題点が生ずるのは、政治、行政の意識の低さは言うまでもないが、障害者雇用促進法に基づく、助成金などの各制度の甘さにも一因があるのではないか。

国や地方公共団体に対して法や制度が甘い。民間事業主に対しては、障害者雇用率を満たしていないと、罰則として、納付金制度があり、それで運用されている助成制度がある。しかし、官公庁にはこれらの制度が適用されない。
何処か? 官公庁に限って「雇用率を守らない」なんてことはない。各種助成制度を活用しなくても、官公庁は障害者雇用を率先して行うだろうという、いわゆる性善説があるからなのか。

かつてリハビリ関係の仕事に関係していた時に、次のような話を聞いたことがあった。
公務員試験に点字受験を導入した。しかし、「合格したら、ぜひ採用したいと積極的に手をあげる部署が皆無である」と人事担当の方が危惧していたという。
実際の結果はどうなったかは分からないが、今は改善されていると思いたいのだが。

「仏作って魂入れず」とある。形だけの法や制度を作っただけではだめで、その根底にある「魂」が重要だ。昨今は、体裁やことばだけで、その中身が伴っていないことが多い。偽り、繕い、言葉だけでなく「魂」を込めた法や制度の整備、実行をしてほしいものだ。
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マリーゴールドの丘公園のマリーゴールドは最盛期か! コスモスもきれいだった。

2018-10-27 20:52:10 | 日記
このブログでマリゴールドの丘公園(本庄早稲田駅に隣接)は3回目の登場だが、今日はマリーゴールドがきれいに咲いていた。でも、私はコスモスのほうに眼が引かれた。

遠出の買い物のついでにこの丘により、タロ(犬)の散歩には丁度良い。ただ、丘は眺望を目的として設置したためか、木がほとんどない。前回の訪問は夏だったので暑かった。

今日は15時30分ごろついた。日中は暖かく、でも暑くはないので、散歩日和だった。数台止められる駐車場は満車だった。丘の上の大きめの駐車場に止めた。いつもより犬連れの散歩が多く、タロはよろこんでいた。

しかし、買い物が控えていたので、20分ほどで丘を後にした。十分に散策できなかった。今日の記事は短縮版で、マリーゴールドとコスモスの紹介だ。


マリーゴールドと言えば黄色のイメージがある。


別種のマリーゴールド。


コスモス畑。


私は、コスモスと言えばピンクが好きだ。
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