標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

大人も読むべき「こどもしんぶん」。ホワイトウォッシュの話題も掲載されている。

2019-01-31 22:13:32 | 日記
孫の世話のために、息子の家に行った。4月から小学校に入学する孫のために、「こどもしんぶん」をとっている。毎週木曜日に発行される。この新聞を読んでいる私自身が、“自分は幼児がえりをしたのか”と錯覚するほど、分かりやすく内容が充実していて満足できた。

20ページほどの紙面に様々なジャンルの情報がまとめられている。特に、過去1週間のできごとの要点が分かりやすく書かれている。決して子供向けではない。ニュースは国内だけでなく世界に眼を広げ、ジャンルも広く多岐にわたっている。

因みに1月31日付けの主な見出しを書きだしてみた。

1面は「大坂選手 世界1位」。最終面は「金栗四三いだてん伝」。社会面には「東京にバンクシー!?」、「ベネズエラ 2人の大統領」、「インフルエンザ 猛威」。囲み記事として「野党結集」、「ダイソン 本社移転へ」、「政府一部閉鎖が解消」、「嵐 来年で活動休止」、「日本海表記韓国が反論」などとなっていた。

そして、「日清食品CM動画を削除」という見出しに注目した。

テニスの大坂なおみ選手を起用した日清食品のアニメCMが、「肌の色が実際より白く描かれている」「髪の毛の色も実際より茶色」などの指摘を受け、動画を削除したというものだ。

こどもしんぶんの記事によると、「世界では、黒人は白人より劣っていると差別されてきた歴史があります。もちろんこんな差別はなくなるべきです。このため、肌の色を実際よりも白く描くことは『ホワイトウォッシュ』といって、黒人差別を助長するものだと批判される対象になるのです」(原文の漢字にはすべて平仮名がふられている)。

ニュース以外の内容では、「生活を便利にするUD(ユニバーサルデザイン)」、「ぴったり重なる三角形をかこう」、「使える!リアルEnglish」「やってみよう (マンホールのふたはなぜ丸いのか。…)」、そして、「水はどうして透明なのですか?」と題し、その回答として「回答1 光 吸収・反射せず」「回答2 色なし紅茶の秘密」「回答3 見えないリンゴ??」などがあった。

とても記事の内容を紹介する余裕はないが、どれも興味がわく内容であった。
NHKの「チコちゃんに叱られる!」と同様、子どもの視線から世の中を見てみる必要がありそうだ。
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従来は運動制限だったが、運動療法を取り入れた新たな治療法「腎臓リハビリテーション」―コペルニクス的転回とのこと(「ためしてガッテン」より)

2019-01-30 22:06:25 | 日記
食事をしながらニュースを見ていた。ニュースに引き続いて、「ためしてガッテン」が始まった。積極的に見るつもりはなかったが、冒頭に、西洋人で、中世風の肖像画の映像が映し出された。「この肖像画は誰だ?」という。ヒントとして16世紀に生きていた人という。すぐ正解が紹介され、コペルニクスだった。コペルニクスは、それまで天動説が常識だったところ、地動説を唱えた。見解が大きく覆され、180度変わってしまうことをコペルニクス的転回という。

私はこのプロローグにより番組に引き込まれてしまった。

今日の番組の内容は、これまでは慢性腎臓病の治療では、薬物療法、食事療法とともに運動制限が一般的であった。ところが、運動療法を取り入れるようになったという。
運動療法が腎臓病の悪化を抑制する効果があることを発見した医師が、その効果を発表した直後は、他の医師にはすんなり受け入れられなかったという。
やがて、運動することに効果があるという実績を積み重ね、受け入れられ、運動療法を積極的に行う「腎臓リハビリテーション」という治療法プログラムが広まりつつあるという。

腎臓の主な機能は、血液をろ過し、老廃物をおしっことしてつくっている。しかし、腎臓の機能が低下すると、老廃物だけでなく、たんぱく質が尿に混ざってしまう。慢性腎臓病となり、重症化すると人口透析が必要となる。

人口透析は、一般に週3回病医院で通院し4時間ほどかけて受ける。しかし、最近は、オーバーナイト透析といい、施設に宿泊している間に、透析を受けることができるという。これにより、旅行もできる、昼間は仕事ができるということが実現できるようになった。

テレビでは、施設でのオーバーナイト透析により、出張が多い仕事をこなしつつ、休日は家族と海で楽しんでいる人を紹介していた。

ある医師が、インタビューに応じていた。「腎臓病の治療は、生命の維持を目指す治療から始まった。しかし、今や仕事をし、宿泊旅行にも行けるようになってきた」と。

今日のガッテンをみていて、
医療の進歩とは、新しい手術方法や新薬の発見だけでなく、今までの常識をひっくり返すような発見もあるということを知った。そして、新たな技術の発見だけでなく、寝ている間に透析を行ってしまうという発想も新鮮だった。

単に、新しいことを目指し前に進むだけを求めるのではなく、時にはコペルニクス的転回により後戻りすることで、生活を豊かにできることもあるのだということを肝に銘じたい。
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「5歳になれた」大阪なおみ選手について、“まいにちが誕生日”と熱く語る松岡修造さん。

2019-01-29 21:58:05 | 日記
昨夜のニュースステーションで、松岡修造さんが大阪なおみ選手の活躍について熱く語っていた。この番組だけでなく、試合直後のサタデー・ステイションやスポーツ報知でも同様の松岡さんのコメントが紹介されていた。

3歳から4歳になった、大坂選手が、決勝戦での勝利後インタービューに応え、「今日は5歳かな」と微笑みながら語っているLIVE中継の映像を思い出した。

松岡さんは、墨字で“まいにちが誕生日”と刻々と成長する大坂選手を褒めたたえていた。

決勝戦でのファーストセットの当初は、対戦相手のクビトバ選手のサーブに苦戦していた。しかし、サーブを受けるポジションを変えながら、相手にプレッシャーを与えると同時に、サーブを返すようになってきたと松岡さんは、動作を交えて解説する。

そして、セカンドセットでは、3度もチャンピョンシップポイントを迎えた。しかし、クビトバ選手に奪われてしまった。敗れた瞬間、大坂選手は、ラケットでボールをコートに叩きつけた。私も、ラケットを投げつけなかったのは幸いとひやひやした。

そして、迎えたファイナルセット。松岡さんは言う、「(大坂選手は)もう、負けると思った。きっとみんなそう思ったでしょう」。
しかし、大阪選手はトイレットブレイクを取り。コートに戻った時は、変わっていた。松岡さんは、「怖さを経験しながら、自分を取り戻した。無の状態になった。(大坂選手に)こんなことができた怖さを感じた」と言う。

トイレブレイクの後、「謙虚にならなければいけないと思った」と語る大坂選手。ファイナルセットでの大坂選手の表情は、確かに無表情であった。ポイントを取った時の“やった”というポーズもとらなかった。ポイントを奪われたときにも、嘆きのポーズは取らなかった。チャンピョンシップポイントの直後も、顔を伏せコートにしゃがみ込むだけだった。
私が知るそれまでの感情をあらわに表現する大坂選手とは別人だった。感情を抑え、プレイに集中する大坂選手だった。

松岡選手は締めくくる、「(大坂選手は)グランドスラム力を得た。トップスターになった」と。

私もテレビ中継を見ていて、決勝戦の各セットごとに、これほどの成長が見られた選手は、見聞きしたことがなかった。
ドラマよりドラマチックだった。試合は、大坂選手にとっては長い時間だったと思うが、私にとってこの決勝戦での大坂選手の成長は、感動的な時間だった。

月並みかもしれないが、“生きる”というすばらしさを味わえた。3日経った今でも大坂選手の数々のシーンが思い出される。改めておめでとう、そしてありがとうと感謝を述べたい。
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“経済効果”の表裏。「大阪なおみさんと“嵐”フィーバー」、多大な経済効果と膨大な損失というが?

2019-01-28 21:38:07 | 日記
26日は大阪なおみさんが全豪オープンで優勝した。昨日の27日には“嵐”の活動休止が発表された。これらのニュースはSNSを通じて日本だけでなく世界に広まったそうだ。フェイスブックでは、大阪なおみさんの優勝に関して、10万件をこえたそうだ。一方“嵐”については40万件を超えたという。

あるテレビ局のニュースで、大阪なおみさんの優勝し、世界ランニング1位になったことでその経済効果は100億円を超えると予想していた。なおみさんのテニスウエア、サンバイザー、腕時計などに人気があり“なおみ”景気にわいているとのこと。

この数字にも驚いたが、別の局のニュースでは、嵐の解散による経済損失(マイナスの経済効果)は1,000億にもなるだろうと予想されていた。

ちなみに「くまモン」の経済効果では、グッズや食品など関連商品の売上が対象となり、2015年のくまモン関連商品の売上高は1,000億円以上だったとのこと。

経済効果とは、「ある現象やブームなどが、国・地域の経済に及ぼす好影響の総体」(「デジタル大辞泉」より)のことだ。くまモンは結果なのでその効果はあったのだろうが、試算の場合は実態がどうなるのか分からない。

日本の総人口は、平成29年12月1日確定値(総務省統計局)では、1億2669万5千人とのことだ(まさか、不正な統計ではあるまい?)。
私見を述べる。人口を1億2千万人とすると、仮にひとりの人が何らかの1円に相当する経済活動をしたとすると、経済効果は1億2千万円となる。つまりひとり当たり千円の活動なら、経済効果は1千億円を超えることになる。こう考えると驚く数字でもなさそうだ。

われわれ庶民にとっては、億という単位の数字は、手にできない大きな額で、宝くじにでも当たらなければ、夢の金額だ。

「経済効果」というと、通常は億や兆と言う単位だ。しかし、庶民感覚では、千円拠出するのではなく、たとえ1,000円でも節約することが、喜ぶべき“経済効果”と言える。しかし、ひとり当たり千円の節約を総人口が行ったとすると、国や地域にとっては、経済損失になってしまうのか?

“経済効果”には、表と裏があることを忘れてはならないと思っている。
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スポーツはビデオ判定で決するのに、日韓の問題は映像や音声でも解決できないとは?

2019-01-27 20:12:21 | 日記
今回サッカーで導入された“ビデオ判定”が日本×ベトナム戦で2回行われ、それが勝敗の明暗を分けた。
そして、この判定には審判も選手も観客も納得する。精神的な悔しさなどが後を引きにくい。

テニスでも、“チャレンジ”としてビデオ判定が認められている。審判の判定に対して、選手がチャレンジをする。観客もそのビデオのボールの落下地点の画像が見せられるまで、ドキドキする。選手には失礼かもしれないが、観客にとって新たな観戦の楽しみだ。

だが、よくよく思えば、ビデオがなかった時代でも、行司の采配に対して力士ではなく、土俵下の審判委員から“物言い”が出ることがある。行司や力士は口を挟まないので、客観的である。それも審判委員は5名いる。それでも各委員のいる場所によって見え方が異なるので、意見が一致しないこともある。最近は、ビデオ室があって、審判委員が二人いる。土俵下の審判委員長から要請があるとビデオを見て、内容を無線で報告するという。しかし、ビデオ判定はあくまでも参考とし、結論は土俵下の審判団が出すという。

日本のスポーツも捨てたものではない。相撲の歴史は古代からあったようであるが、職業としての相撲は江戸時代からのようである。その頃から中改(なかあらため)という審判員がいたとのこと。

さて、日韓のやりとりについてだ。内容には触れるつもりはないが、「やった」・「やらない」というコメントのしようがないほどの稚拙なやりとりだ。当事者間(といっても元来大人としての国なのだが)ではらちが明かないようである。解決には時間がかかるだろう。国内には米国を頼りにする向きもあるが、今の米大統領は仲介に入らないだろう。

さらに、日韓関係だけでなく、日ロ関係もしかり。わが国と直接との関係はないが、米国とメキシコとの国境の壁問題や英国のEU脱退問題など・・・。

今や世界中で“先に発言したものが勝ち”のような傾向が流行っているようである。多くは“”これらの問題については決定的な解決方法がない。

突飛かもしれないが、国際機関が管理するAIによる判断と解決方法を採用したらどうだろうか? ただし、AIを司るコンピュータが、偏りのないことは言うまでもないが・・・?
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