標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

「春一番」 心浮き立つイメージは、キャンディーズの歌の中だけに留めたい

2018-02-28 19:19:13 | 日記
今晩(28日)から明日にかけ、「春一番」といわれる春の嵐が日本列島を通り抜けるとのこと。
先週あたりから、このニュースが流れ、昨日今日と事あるごとに、強風、雨、雷などに注意するよう促されている。



もともと「春一番」という呼び方は、江戸時代からあったようだ。だが、それは嵐で、漁師が被害に遭い50数名の命を失ったという。警鐘を鳴らすために用いられていたようだ。

1976年キャンディーズの「雪が解けて、川になって、流れてゆきます~」という楽曲により、春一番のポジティブなイメージができた。この曲は一時、著作権問題で放送禁止曲扱いになっていた時もあったが、春めいて来る頃、特にラジオからよく流れている曲だ。

今日の天気に関するニュースで、あるコメンテーターは、春一番と呼ぶのではなく、春の嵐などと名称を変えた方がよいのではないかという発言も聞かれた。

テレビニュースで、「20トンもあるコンテナが、強風にあおられ、倒れる」、「建物の屋根が飛ばされる」、「人が風に向かって歩けず、押し戻される」、「飛行機が着陸寸前にあおられ、着陸をやり直す」、「電車が竜巻により脱線転覆した」など、過去の強風による被害映像が流されていた。

最大瞬間風速が35mm、雨量も1時間に50mに達する可能性もあるとのこと。台風並みの嵐だ。関東地方は明日の朝、通勤・通学の時間帯に直撃する予報だ。台風襲来と同じ対策が必要とのこと。少なくとも、学校は始業時間を遅くするなど、予防措置を取る必要がありそうだ。また、明日昼頃から明後日にかけ北海道では猛吹雪になるかもしれないので、不要不急の外出は避けてほしいとのこと。

春を呼ぶ心地よさをイメージさせる「春一番」は、キャンディーズの歌の中だけに留めて、天気予報などでは「春の嵐」と呼び、注意・対策を促すようにした方がよさそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケガをして分かった。わが国に内在する包容力の狭さ

2018-02-27 19:57:44 | 日記
昨日の肉離れを起こした件であるが、直後にシップとテーピングをしたので、痛みは少ない。しかし、昨夜は寝ていて寝がえりのたびに起きていた。左右の足の置き場がなく、通常とは違う体制を確保したので、大分意識をしていたように思う。通常、右を下にして寝る場合は、左足を右足にのせてねているようだ。しかし、昨夜は左足を右にのせると痛むので、それができず左足の置き場がなかった。反対に左を下に寝返りしたときは、右足を左足にのせると右ふくらはぎが痛いので、これものせられなかった。

こんな寝苦しい夜を過ごしながら、20年前のヒラメ筋の断裂とその後の生活のことを思い出していた。わが国の文化に内在する包容力の狭さを。

20年前は土曜日の早朝のケガだった。近所の整形外科で処置をし、損傷部位のギプス、松葉杖姿となった。それにもかかわらず、次の月曜日から出勤した。何故ならば職場は一人職種だったので、幸いかな? ケガによる休暇は取らずに済んだ。

その後、病院が併設された職場だったので、その病院で湿布交換などの処置をした。そして、車いすを借り、職場内は車いす生活となり業務に支障をきたさなかった。

この時、年間予定枠で、私自身が講師の外勤があった。これも休むわけにはいかず、松葉づえをついて、片道1時間ほど係る会場まで電車で通った。それもターミナル駅では別な鉄道会社への乗り換えがある。一度外に出て、別の駅まで歩かなければならない。駅に隣接するデパートにはエレベーターがあるので、デパートの営業時間内であればそのエレベータが使用できる。しかし、講義は早朝だったので、デーパートは閉まっていた。当時、乗換駅は、ホームから、コンコースに降りるのには、階段かエスカレータしかなかった。階段やエスカレーターの使用は不安だったので、何か手段はないかと探したところ、体の不自由な人でエレベーター使用の希望の方は申し出てくださいとの表示が見つかった。早速改札を出て駅窓口で尋ねた。

すると次のようなコメントが返ってきた。「障害者手帳は持っていますか」と。すぐにはエレベータの使用許可を得られなかった。ケガの旨説明すると、本来は障害のある方しか使えないのだがと言いながら、しぶしぶ窓口のドアを開けてエレベータのところまで案内してくれた。エレベーターは倉庫のようなところにあった。多分、通常は荷物を運ぶためのものだと分かった。係り員はエレベータボタンを押し、階下へと案内した。私は礼を言い外に出た。係り員は終始無言であった。



このエピソードは、今でも鮮明に覚えている。その理由の一つは、都内のターミナル駅なのに、バリアフリーでないと驚いたこと。もう一つは、ある意味でルールに従った忠実な駅員さんとの出会いであったこと。総じてわが国の包容力の狭さを感じた。

この駅では、エレベーター使用を許可する場合は、障害者手帳を取得している人に限るというルールがあるのだろう。対応した駅員さんを責めることはできない。職務に忠実だった。
しかし、病気やケガにより歩行等が不自由になることはありうる。エレベータ使用について幅を持たせるようなルール作りが必要かなと思った点だ。

このような、ルールに忠実過ぎるという面は、最近でも見られる。少し前のニュースで、高校の校則で禁じられている髪の毛を染めることのに関するトラブルの報道があった。50年前のことであるが、私の妻はもともと地毛が茶色がかっていた。学校で髪の毛を染めるなと注意されたことがあるという。半世紀経っても、全くといっていいほど改善されていない。

悪法であってもそれに従わなくてはならないという、日本人の勤勉さが為す術といえるのではないだろうか。

ゆとり教育を見直そうという動きがあるが、もっとわが国はゆとりをもって、様々な状況、いろいろな人を配慮して、受け入れられる社会づくりが必要かなと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

斜面での作業でふくらはぎの肉離れ

2018-02-26 19:18:04 | 日記
今日も林の中で、伐採作業。しかし、斜面で足場が悪かった。気が付くと思わぬ態勢になったらしく、右のふくらはぎの肉離れを起こした。すぐ、湿布とテーピングにより固定している状態。20年ほど前には、早朝テニスで左足のヒラメ筋の断裂をした。その時は「ブスッ」という音が聞こえ、歩行もできなくなった。今日は、比較的軽いかもと思う? その後も作業を少し行い、斜面をカニが歩くように横歩きをして、登って家に戻った。
圧迫包帯を巻いて固定しているので歩きにくい。左足を引きづるように歩くと全く痛みを感じないが、段差の昇降時はつらい。明日は病院に行くようかな?

椅子に座り、おとなしくして本でも読もうと持ってきたが、ニュースが気になり、テレビを見ている。各局とも、オリンピック選手の帰国会見を放映している。当然なのかもしれないが、メダリストの話だ。メダルに届かなかった選手たちも、この会見の模様を見ているのだろうか? そして、4年後の北京でのメダルを取るための決意をしているのだろうか? 今日は、こんな想いをしながら、眠くなるまで過ごそう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平昌オリンピック閉会:メダル獲得の裏にある支援者の存在

2018-02-25 19:26:17 | 日記
オリンピック競技が終わった。はじめはオリンピック競技より、北朝鮮の高官、応援団などが大きな話題になっていた。しかし、メディア・ニュースは、北朝鮮高官が帰国したとたん、潮が引いたように競技に関心が移っていった。

日本のメダル取得は13個で冬季オリンピックは、歴代最高だ。ほとんどのメダリストは、インタビューに応えて、喜びの言葉と同時に「応援して下さった方々」への感謝の気持ちを述べていた。現地に行って応援した人々、世界各地でテレビ等を視聴していた人へ。そして、競技には出られなかったか仲間や家族・知り合いなどへの言葉だと思っていた。



しかし、次のようなニュースに触れると、選手にとってはとても重要な支援者がいることを知った。

スピードスケート女子500mで金メダルを取った小平奈緒選手の支援者だ。実績の少なさから所属先が決まらず、競技生活の続行も危ぶまれた時があった。その時、手を差し伸べてくれたのが松本市の「相沢病院」だったという。勤務先として、また、海外遠征時の援助もしてくれた。10年近く前の話だそうだ。私や妻の応援はテレビ視聴による頑張れだけだ。この病院の場合は、裏方として尚且つ就職、資金そして何よりの心の支援だ。支援者の相沢さんは、「長野出身で頑張っている小平を応援しているだけ。僕は一度も『勝て』と言ったことはない」とのこと。(以上、2月18日付け毎日新聞「「勝て」と言わぬ支援者 小平、金の恩返し」を参照)

また、NHKニュースWEB特集「日本記録保持者も職探し 五輪選手たちの就職事情」でも、競技選手の就職先がなかなか決まらないという事情があると報じている。仕事と競技の両立を受け入れてくれる企業はそう簡単には見つからない。日本記録保持者も直面する厳しい現実だ。競技を支える土台や基盤が重要。競技を続けるためには、会社の理解が必須だ。理解のある企業を探さなければならないという。

そこで、JOC(日本オリンピック委員会)の支援制度で、「トップアスリートの就職支援ナビゲーション」を略した「アスナビ」という制度があるそうだ。しかし、オリンピック競技の選手の採用の少なさが課題とのこと。今回のピョンチャンオリンピックの代表選手124人のうちアスナビで採用された選手は、アイスホッケーを中心に21人。夏のオリンピックに比べると少ないという。

一方、オリンピックでメダルを取ると、JOCから報奨金がもらえるという。また、競技によっては、競技団体からも報奨金がもらえる。

メダルを取れなかった場合は、報奨金の対象にはならない。今回のオリンピックの日本の参加者は124名(1月29日時点)だ。メダリストは1割弱である。しかしながら、スポーツ競技は多くの参加者があってこそ、金・銀・銅の順位が成り立つ。全世界の参加者は92か国、2925人(1月19日)の全員で成り立っているオリンピックだ。

十分な支援を得て参加している選手、私費を投じて苦労して参加している選手など、様々な事情のようだ。オリンピックは平和の祭典といわれている。各国の報奨金とは別に、国際オリンピック委員会や各国のオリンピック委員会により、最低でもよいので、参加選手全員に財政的な支援をはじめ、何らかの支援の制度ができないものだろうか。

また、JOCでもオリンピックの報奨金とパラリンピックの報奨金には差があり、パラリンピックの報奨金はすくない。同額にすべきという意見もあるという。これも重要な課題だ。

パラリンピックが終った後、世界情勢がどのようになるかは不透明だ。しかし、平昌オリンピックの様々な問題は、国により捉え方が異なるだろう。そういう意味では政治的に利用している面もあるかもしれない。しかし、ロシア選手が個人としての参加ができたこと、北朝鮮選手が参加できた。国の事情は別にして、国や人種を超えた選手一人ひとりの努力、笑顔、涙は平和の祭典としてのオリンピックの意義を感じられた。

韓国、北朝鮮、アメリカ、日本等の首脳・高官が、やや距離はあったものの、左右前後にならんで開会式を見つめている映像が、選手の真剣な顔、笑顔、涙顔と重なって、走馬灯の一部として私の脳裏に残っている。物騒がしい世界にあって、ひと時でもこのような姿があった。この一瞬が、もうしばらく、願わくはずっと続いてほしいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は休みます

2018-02-24 19:21:51 | 日記
今日は一日中作業でした。休みます。また、今週は会議も2回あり、準備等でブログも休みがちになりますのでよろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする