標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

3年に一度の掛川大祭(かけがわおおまつり)で大獅子舞を鑑賞

2018-10-08 22:06:58 | 日記
妻と私そしてタロ(犬)は5日から7日にかけ静岡県の掛川に行った。掛川では毎年、10月の第2週末を中心に祭りが行われる。掛川市のうち旧掛川町の7つの神社と氏子41町によって行われる合同祭だ。例祭は小祭(こまつり)で、3日間だが、3年に1回は、大祭(おおまつり)が、4日間行われる。今年は大祭の年だった。朝9時(初日は午後から)から夜9時まで、多くの町内の山車などが、市内を歩く。いろいろな余興があるが、今回は、大祭の余興である日本一の大きさを誇る「大獅子(仁藤町)」の動きを追った。今日のつぶやきはそのレポートだ。

今年は、大祭に当たる年で、10月5日から8日の4日間に行われた。城下を中心に氏子41町が参加した。もともと掛川祭は獅子の祭りとも言われている。小獅子は例祭でも披露されるが、大獅子は仁藤町が、大祭で披露する。獅子頭は、高さも幅も2mほどあり、胴にあたる幌は長さ20mを超えるとのこと。重量も220kgだ。これを100人以上の人たちで操る。頭は10人ほどの人が担ぐ。胴の幌は、竹(長さ4m程だろうか)を数十本使い支えている。

大獅子の活動は、神明宮での獅子舞の奉納から始まる。


掛川大祭のポスター。


掛川市の象徴である掛川城。掛川祭は城の周囲の氏子41町が参加する。


神明宮で待機する大獅子。


胴体部分の幌を膨らませるため、竹を持って待機している人たち。


胴を広げて準備が始まった。


幌の中に竹の持ち手が潜り、幌が上に膨らんで胴体ができたところ。


神明宮で舞う大獅子。幌の周囲を多くの人が手で支え、獅子頭と共に大きな円弧を描きまわりだした。これが10分ほど続いた。獅子頭を担ぐ人たちの疲労か? 終了と同時に獅子頭が、倒れそうになっていた。


神明宮での奉納舞を終え、一休みした後、街に繰り出す大獅子。

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狭い道では幌をたたんで持ち歩く。


幌の後に、竹を持った人たちが続く。


市中を歩き回る大獅子。

大獅子は、祭り最後の夜に「千秋楽」として天然寺の境内に大かがり火を焚き、舞納めを行う。その舞が終わった後に、観衆は大獅子の歯を奪い合い、その歯を玄関先に飾ると、それより一年間の難を逃れるという。
3年に一度の大祭には、3大余興がある。「大獅子」の他、「大名行列」と「かんからまち」だ。 「かんからまち」は2頭の雄獅子が1頭の雌獅子を奪い合う筋立ての舞で県指定無形民俗文化財となっている。

今回は、私たちの日程上見られなかった「大名行列」と「かんからまち」を3年後には鑑賞したいと思う。
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