色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~ 3

北の大地での生活

All things in the universe

<01.Mar 2010 Mon>

2010-03-01 | 北の大地での生活

人には環境に対する順応性がありますが、自分が生まれ育った土地の気候というのは
なかなか身に染みて抜けないものです。

冬に晴れる地域で育った友人が北陸地方に出向となったときは、
冬に青空が見えないのが気持ちも暗くして辛い、と言っていました。

その気持ちはとてもよくわかります。
4月にはサクラが満開になる地域に育つと、特に道東のGWが過ぎて
ようやくエゾヤマザクラが少しづつ芽吹くと言うギャップに違和感を感じます。
道東の一斉に芽吹き、一斉に花が咲き乱れる、美しい初夏を知っていると、
一斉に花が咲き乱れない地域が少し物足りなく感じます。

新潟の友人が、雪のない栃木に住んだ時、
変に暖かく、雪のない冬にとても違和感を感じたそうです。
雪のある地域で育った人は、雪のない冬はとても不思議なものだと思います。
その友人は、冬に青空が広がるのにも驚いたそうです。
冬はどんよりと暗いものだ、と言っていました。
青空の方がいいに決まっていると思っていた私には驚きでした。

コメント
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